都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
皆さんのご家庭にトランプ(プレイングカード)があれば、見てもらえば一目瞭然ですが、スペードのエースだけ、複雑に描かれています。
これは、スペードのエースがトランプ52枚のうちで、一番強いカードだから、というわけではありません。
15世紀前半、ドイツで生産された木版刷りのトランプが、イギリスに多く入ってきました。それに対しイギリス政府は、輸入禁止や輸入関税を設けて対抗していたが、1628年には国内で生産されたトランプにもカード税を課すようになったのです。
1710年、イギリスで、管理局のスタンプが押してないカードは、発売禁止という法律ができました。そして、押し場所が、どういうわけか、スペードのAceだったのです。
さらに1765年、「このトランプは、確かに税金を納めています」という納税証明として、スペードのAに製造者の名前を記入することを義務づけました。
その後、スペードのAceだけを国家で印刷し、それを業者が買って一組をそろえるという方法にかわりました。
こうした状況によりスペードのエースは「デューティーエース(duty ace税金のエース)」と呼ばれていたそうです。
しかしながら、税金があれば必ず脱税する者が現れるのは世の常です。
政府が市販品と同じようなエースを印刷しているうちに偽札ならぬ偽エースが出回りはじめました。
そこで政府がとった行動は偽札対策と同じで、複雑で簡単には偽造できないようなデザイン模様にしたのです。
いまでも、スペードのエースが大きく描かれていますが、大きく描かれているのは複雑な模様のなかに偽カード対策をもりこんだ結果の名残なのです。
ちなみに日本でも、課税されています。1902年に施行された骨牌税(こっぱいぜい)法により税が課されるようになり、1957年には同法が改正されトランプ類税法となったそうです。
この法律の規定により、パッケージに証紙を貼る事が義務化されていましたが覚えている方も多いと思います。しかし、これは1989年の消費税導入時に統合廃止されました。
尚、先日の「トランプの絵札」の記事に関する補足ですが、ハートのキングだけにヒゲがないのは、ドイツの木版職人が誤って削ってしまったという説もあるそうです。
したっけ。
弟の葬儀も終了いたしましたので本日より更新を再開いたします。
更新中止中に寄せられました皆様のご厚情に感謝申し上げます。
以前同様お付き合い、ご愛顧くださいますよう心からお願い申し上げます。
尚、暫くの間、みなさまへの訪問が滞るかもしれませんがご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。
したけ。