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「どじょう屋の看板は何故“どぜう”なのか?」について考える

2011-09-09 10:12:54 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

 民主党の代表になった野田佳彦氏の「どじょう」発言で「どじょう」の人気は鰻上りだそうです。

 「どじょうなのに鰻上りとはこれ如何に?

 赤いのに金魚というが如し」

 私もあやかって、「どじょう」について書いてみたいと思います。

 Photo_2 「どじょう(泥鰌・鰌)」の語源ですが、「どじょう」は泥の中に生まれるので、「泥生(どろしょう)」が転訛して「どじょう」と呼ばれるようになったとする説と、「どじょう」が土の中でも成長することから、「土長(どちょう)」が転訛したとする説とがあるようです。歴史的仮名遣いが「どぢゃう」であることから、後者の説が有力だとされています。

 北海道では殆ど見かけませんが、どじょう屋さんの看板は「どぜう」となっているのが一般的だそうです。

室町期に「土長(どちょう)」などの表現があり、元来の仮名遣いは「どぢゃう」とされていることは前述の通りです。

「どぜう」の表記は、江戸期の「駒形どぜう」に由来する仮名遣いだそうです。

仮名遣いでは「どじょう」。もともとは「どぢやう」もしくは「どじやう」と書くのが正しい表記です。

それを「どぜう」としたのは「駒形どぜう」の「初代越後屋助七(えちごやすけしち)」の発案だそうです。

「駒形どぜう」の創業は1801年、徳川11代将軍家斉の時代だそうです。初代越後屋助七は武蔵国(現埼玉県北葛飾郡)の出身で、18歳の時に江戸に出て奉公した後、浅草駒形にめし屋を開きました。

当時から駒形は浅草寺にお参りする参詣道(さんけいみち)であり、また翌年の318日から浅草寺のご開帳が行われたこともあって、店は大繁盛したそうです。

ところが、文化3年(1806年)の江戸の大火によってこの店が類焼にあったそうです。

Photo_3 そのときの看板は「駒形どぢやう」だったそうです。この「どぢやう」の四文字では縁起が悪いと当時の有名な看板書き「初代撞木屋仙吉(しゅもくやせんきち)」に奇数文字の「どぜう」と暖簾(のれん)に書くように頼み込んだといいます。

注文された仙吉さん、「旦那、字が間違いですぜ・・・」と言ったとか言わないとか・・・。とにかく、そのまま書かせました。

これが「なんだ?なんだ?」と一躍有名になったとか・・・。今でいうとキャッチコピーの効果があったようです。これが評判を呼んで店は繁盛。江戸末期には他の店も真似て、看板を「どぜう」に書き換えたといいます。

初代越後屋助七が始めた「どぜう鍋」、「どぜう汁」に加え、二代目助七が「くじら鍋」を売り出すなど、商売はその後も順調に続きました。嘉永元年(1848年)に出された当時の美食家の手引書『江戸名物酒飯手引草(嘉永元(1848)年刊)』には、「駒形どぜう」の名が記されているそうです。

「駒形どぜう」は200年余りたった今も、営業しています。

Photo

したっけ。

コメント (10)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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