団塊オヤジの短編小説goo

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「秋刀魚苦いかしょっぱいか」について考える

2011-09-25 10:18:08 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

皆さん一度は聞いたことがあると思います。これは、詩人・小説家である佐藤春夫氏の「秋刀魚の歌」という詩の一説なのです。

さとう‐はるお〔‐はるを〕【佐藤春夫】

18921964]詩人・小説家。和歌山の生まれ。生田長江・与謝野寛らに師事。初め「スバル」「三田文学」などに詩歌を発表、のち小説に転じた。文化勲章受章。詩集「殉情詩集」、小説「田園の憂鬱」「都会の憂鬱」「晶子曼陀羅」など。

大辞泉

秋刀魚の歌

あはれ

秋風よ

情(こころ)あらば伝えてよ

----男ありて

今日の夕餉(ゆうげ)に ひとり

まを食らいて

思いにふける と。

Photo_4

   

さ○ま、さ○ま

そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて

さ○まを食うはその男がふる里のならひなり。

そのならひをあやしみなつかしみて女は

いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかいけむ。

あはれ、人に捨てられんとする人妻と

妻に背かれたる男と食卓にむかへば、

愛うすき父を持ちし女の児は

小さき箸をあやつりなやみつつ

父ならぬ男にさ○まの腸(はらわた)をくれむと言ふにあらずや。

さ○ま、さ○ま

さ○ま苦いか塩っぱいか。

そが上に熱き涙をしたたらせて

さ○まを食うはいずこの里のならひぞや。

あはれ

げにそは問はまほしくをかし。

しょっぱ・い【塩っぱい】

[形]1 塩味が濃い。塩辛い。「・い漬物」2 勘定高い。けちである。「・いおやじ」3 困惑や嫌悪で顔をしかめるさま。「・い顔をする」[派生] しょっぱさ[名]

大辞泉

よくテレビでは「からい」という表現を使うので、「しょっぱい」は北海道弁だと思っていましたが、辞典に載っているということは、標準語だったのですね。皆さんの地方では使いますか?

秋刀魚の餌は主に脂質含量の多い動物性プランクトン(オキアミ類等)・稚魚を捕食し、消化器官は飲み込んだ餌を鰓(えら)で濾過して食べるそうです。胃袋がなく腸は真っ直ぐで短いので、内容物()がいつまでも腸の中に止まっていないという特徴があるそうです。

そのため、七輪に焚かれた炭の上で、煙をもうもうと上げながら焼かれた秋刀魚の腸(はらわた)はなんとも美味なものといわれます。そかし、たいていの秋刀魚は鮮度が落ちているので、ただの苦いものになってしまうそうです。

やはり、水揚げされた直後の腸が美味しいそうです。ただし、秋刀魚の腸には激しい腹痛や吐き気を起こさせる寄生虫の「アニサキス」がいることがあるので、加熱は十分にしたほうがいいようです。

秋刀魚の腸(はらわた)は食べますか?うちでは誰も食べません・・・。

Photo

したっけ。

コメント (4)
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倉内佐知子

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