都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
北海道に転勤などで来られたかだが驚くことに挨拶があります。
「はい、北海物産でございます」
「都月さんいらっしゃいますか?」
「はい、ただいまおつなぎしますので、少々お待ち下さい」(ピポンピポピポポ~♪)内線でつながって・・・「はい、都月でした」
北海道ではなぜか挨拶は過去形になります。
とりわけ商談などの電話ではほとんどの人がこれ。こちらから取引先に電話する場合でも「毎度様でした」とか、いきなり「おはようございました」という挨拶の仕方がごく一般的に使用されています。
また「よろしいでしょうか?」と聞く場合にも「よろしかったでしょうか?」や「よかったでしょうか?」と過去形を使うのが一般的です。
この過去形の使い方を知らないと・・・
「ご注文は以上の5品でよろしかったでしょうか?」
「えっ! あのう、まだ何にも届いてないのですが・・・・」
というちぐはぐな会話になってしまいますので注意が必要です。
朝の挨拶は「おはようございました」(「おはようございます」の意)。夜の挨拶は「おばんでございました」・「おばんでした」(「おばんでございます」の意)。
何故過去形なのか? と聞かれても昔からそうですからとしか言いようがありません。
道外の人にとっては、まだ動作が完了していないのに、どうして過去形を使うのか?会話が始まる前から終わってしまっているという、なんともすごい挨拶に思えるようです。
どうです、たまげたでしょう。
★おまけ★
毎日事務所にヤクルトを売りに来るオバサンに対するお断り、なんていいますか。
「今日は、結構です」
あるいは、
「今日はいりません」でしょうか。
冷たい感じがします。
北海道弁では
「ヤクルトいかがですか?」
「今日は、よかったですぅ~」
あったかい感じがしませんか。
したっけ。