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都月満夫の短編小説集2

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「雷と稲妻。どう違うの?」について考える

2012-09-09 10:13:13 | 似顔絵

今年は、北海道では雨自体が少ないので「雷」は多くはありませんが、他地区ではかなり多いようです。皆様の地域は大丈夫でしょうか?

あれだけのエネルギーを、電力不測の折、なんとか利用できないものかと考える今日この頃です。

「雷」には、いくつかの呼び名があります。その代表的なものが「稲妻」です。他には「いかずち」、「なるかみ」などがあります。

かみ‐なり【雷】

《「神鳴り」の意》

1 電気を帯びた雲と雲との間、あるいは雲と地表との間に起こる放電現象。電光が見え、雷鳴が聞こえる。一般に強い風と雨を伴う。いかずちなるかみ。「が鳴る」「に打たれる」《季夏》「に小屋は焼かれて瓜の花/蕪村」

2 雲の上にいて、雷を起こすという神。鬼の姿をしていて、虎の皮の褌(ふんどし)を締め、太鼓を背負って、これを打ち鳴らし、また、人間のへそを好むとされる。雷神。はたた神。かみなりさま。

3 頭ごなしにどなりつけること。腹を立ててがみがみと叱責(しっせき)すること。「を落とす」

大辞泉

いな‐ずま〔‐づま〕【稲妻/▽電】

稲の夫(つま)の意稲の結実期に多く起こるので、これによって稲が実ると考えられていた

1 空中電気の放電によって生じる電光。また、それが雲に反映したもの。稲光(いなびかり)。稲魂(いなだま)。いなつるび。「が走る」《季 秋》「やきのふは東今日は西/其角」

2 動作の非常にすばやいことや、時間のきわめて短いことのたとえ。「のごとく飛び去る」

3 「稲妻形(がた)」の略。

4 「稲妻折れ釘(くぎ)」の略。

5 紋所の名。1を図案化したもの。稲妻菱や四つ稲妻菱など。

6 《形が1に似るところから》蔵などの鍵。

でくゎらくゎらくゎらと蔵を明け」〈柳多留・五六〉

7 《1の形や輝きから》金屏風(きんびょうぶ)のこと。

を拝借に行く暑い事」〈柳多留・一六〉

8 江戸時代、遊女などが、かんざしを多く挿していること。

をさせてふり向く仲の町」〈柳多留・二九〉

大辞泉

少し分かってきました。

Photo」には「雷鳴」が伴うということです。つまり、「ゴロゴロ、ピカッ!」です。

『大辞泉』もあるように、「かみなり」の語源は「神鳴り」であったようです。

雷が神の怒りだったという話しは、「神という漢字の成り立ち」について考えるをご覧ください。

Photo_2稲妻」の解説には形の説明が多く、音は出てきません。

『大辞泉』には、「稲の夫(つま)の意。稲の結実期に多く起こるので、これによって稲が実ると考えられていた」とあります。

つまり、雷の神様と稲の神様が結婚するからだと伝えられていたのです。男性である「稲夫(いなずま)」が女性である稲に種を宿すと考えられていたのです。

昔の人はロマンチッなことを考えます。

これには一理あります。「稲妻」のような強い電気が走ることにより空気中の窒素が雨に含まれて地上に落ちるのです。

気象学的な見地からすると、雷が多い時期の降水量や日照量などは稲の生育に都合が良いそうです。

また、雷によって引き起こされる空中放電によって、空気中の窒素が分解され、その窒素化合物が水と合わさり、雨水となって地面に降り注ぐのです。

この時の雨水に含まれる成分は植物の生長に欠かせない硝酸なのです。

つまり、「」は「放電現象」と、それに伴う「」がセットになっているということです。

また「落雷」というように「雷」は落ちるものです。ですから、雷は「口やかましく責めること」、「父さんの雷が落ちるよ」などと使いますね。「父さんの稲妻が落ちるよ」とは言いません。

対して、「稲妻」は「放電現象」の「火花」やそれが空に反映した「」のことだと思います。

「稲妻走り」という言葉があるように、「動作が敏速なさま」を表します。

「彼は稲妻のように走り去った」というようには使いますが、「彼は雷のように走り去った」とは言いません。

つまり雷は「エネルギー」の象徴であり、稲妻は「速さ」の象徴と考えることができそうです。

Photo_3

したっけ。

コメント (10)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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