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都月満夫の短編小説集2

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「正月事始」について考える

2013-12-11 10:27:43 | 
Photo_2

1213を「正月事始め」と言い、お正月飾りやおせち料理の準備を始めるのに良い日だとされています。

現在の暦でも新暦の1213日は「正月事始め」と「煤払い」になっています。日めくり暦がある方は確認してみてください。

古くは煤払いが終わったら、「松迎え」といって雑煮を炊くための薪や門松に使う松を山に取りに行く習慣があり、新年の年男が新年の恵方の方向にある山に出かけました。

どうして、1213日にそんなに早くから「お正月の準備をしたのでしょう。

それは、平安時代から江戸時代ぐらいまで使われていた、「宣明暦(せんみょうれき)」という暦に由来します。1213日が「鬼の日」という、吉日だったからなのだそうです。

「鬼の日」というと、なんだか怖い印象があるかもしれませんが、宣明暦によると、この日は婚礼を除いて行うことが全て「吉」とされていることから、お正月の準備には最適だったのでしょう。

宣明暦

中国、唐の徐昂(じょこう)が作った太陰太陽暦。中国では822年から71年間、日本では貞観3年(861)から貞享元年(1684)に貞享暦に改められるまで800年余りの間用いられた。

大辞泉

お正月飾り1213日から30日までに飾るとされていますが、一般的に大掃除を済ませた1226日~30日までに飾るのが良いと思います。

ただし、29日は「二重苦」に通じ、「苦労する」「苦しむ」など、縁起が悪いとされているので、この日に飾るのは避けるとされています。

大晦日31日に飾ることは「一夜飾り」といわれており、新年においでいただく年神様に対し、礼に欠ける行為とされていますので30日までに飾り終えるのがよいでしょう。

また、一夜飾りはお葬式の花にも通じることから、縁起が悪いとも言われています。

13日からゆっくり時間をかけて、掃除等をし、間際になって慌てないようにとの知恵かもしれません。

ちなみに、昔は、1226日頃から1月15日の「こしょうがつ」までが、お正月として一般的だったそうです。随分のんびりしていたようです。

したっけ。





コメント (4)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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