年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

船の福神漬 明治末期

2007年07月03日 | 福神漬
海軍料理おもしろ事典 高森直史著より
海軍割烹術参考書 明治41年発行
漬物の漬け方
浅漬・大阪浅漬・大阪切漬・糠味噌漬・生姜梅漬・生姜味噌漬・瓜の塩圧漬・瓜味噌漬・かみなり干し.ナス塩圧漬・ナス味噌漬・ナスからし漬・かぶ千枚漬・こかぶの酢漬.

この参考書ではカレイライスの付ける漬物類としてチャツネ(生姜・唐辛子等を砂糖酢に漬けたもの。)とあって明治41年頃は海軍では福神漬となっていない。日本郵船の方が福神漬の搭載は早かったと思われる。日本郵船に福神漬を推薦した人は誰だろうか。
 酒悦主人が売り込んだだけでは外国航路の船に積込むとは思えない。この口利きをした人物は誰だろうか。新しい食品を売り込むのは今でも難しいことで日本郵船の誰かであろう。
コメント
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