横浜の豚屋火事は外国人の住んでいた居留地の火事でもあったので記録もある。
日本人被災者が不幸な火災にめげず生きている記録がある。今度の震災でも同様な観察をした外国報道があったようだ。ただ当時の被災住民は借家の人が多いので命があれば復興仕事で生活できることを経験で知っていたと思われる。江戸は数年おきに大火災があって、クヨクヨしていったら幾つ命があっても足りない。
豚屋火事も借金で居留地に不動産を持っていた人には痛かっただろう。当時は火災保険というものが日本にはなかったようだ。保険という考えが海外留学生からもたらされるのもう少し後の時代で、海上保険から始まった気がする。もう一回東京海上火災の社史を読まねばならないようだ。