年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

昔も今も

2014年06月11日 | 築地市場にて

唾玉集-明治諸家インタヴュー集 伊原青々園編 後藤宙外編  明治期に国事探偵という仕事があった。探偵という仕事は今の日本の仕事と異なるようだ。国事探偵の活躍した時期が明治10年代から日清戦争までと思われる。

 この国事探偵の仕事を小説にした例をあまり見かけない。明治物は西南戦争まで、国会開設まで、日清戦争までとその後に分けられる。それぞれの時代背景が異なり読者が知識がないと理解できないし。まずいことに時代考証が難しい。

 明治5年に鉄道が開通したが日本各地に建設され開通した時期がまちまちで発展衰亡も時期が一定しない。鉄道が開通しても水運とか昔の交通網に関わる町が衰退するまで時間がかかる。

 東京だって日本の中心となっているが交通費の低下と通関の煩わしさを少なくなればネットの時代はリゾ-トで仕事が出来る。まして新しい病気の広まりが大規模なオフイスであればあるほど事務処理一極集中は危険である。

 幕末から明治期に流行したコレラはエジプトから帆船で世界に蔓延したが。各地の港によってから日本に来るので、コレラ患者は日本に来るまで死亡しているか治癒していた。それが蒸気船で海運が動くようになるとコレラ病の潜伏期間の内に日本にやってきて大騒動を起こしている。日本橋魚河岸がコレラのために休業したのも明治の10年代後半である。

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