年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

定点観測 巣鴨のとげぬき地蔵尊通り

2023年02月16日 | 宅老のグチ
築地から離れてからしばしば訪問するようになったのは巣鴨のとげぬき地蔵尊通りである。JR王子駅から都電荒川線で庚申塚駅で降り、旧中山道をJR巣鴨駅に向かって歩き、途中で三田線に乗り換えるとシルバ-パスを使って行くので交通費が浮くし、さらに巣鴨を徘徊する高齢者と商店街を観察できるという思惑もあった。
 浦和の埼玉文書館からの帰途で、いつものように王子駅で降り都電荒川線に乘る。14日だったので4の日の地蔵通りは混んでいる予定だったが3時半を過ぎていたので、閑散というか出店の人たちが品物を整理を始めるころだった。普通の混雑だったのでいつもは通過するお寺に参拝となった。
 巣鴨は築地で働いている時に苦い経験がある。地蔵通りに漬物屋が店舗を構えていたが倒産してしまい後処理もうまくゆかず、長い時間悪い記憶と残っていた。ようやく法的手続きが終わったのが豊洲へ移転する寸前だった。30年位かかった。今は縁日以外で漬物の店は一店舗しかない。寂しいことだ。
 高齢者の原宿と言われた時代と変わらない風景があって、高齢女性が生きたくなる所と今では違ったと感じる。
 何か物足りない。確かに還暦の赤い衣類は売っているが今の60歳はまだ働き盛りで、老け込む時ではないし、老後の金銭的不安で80歳まで仕事をする人が増えつつある。煙で痛い所を直す信仰は今ではコンビニ店舗数を超えている整体師が担っている気がする。
 工事現場で交通整理している人は高齢者が目立つ。まだまだ過渡期で2025年にはこの地蔵通りがどう変化するのだろうか。足りないのは安さでなく、高齢女性のファッション店舗だろう。高齢女性のファッションをアドバイスするスタイリストが必要と感じる。そうすればババ臭い衣類の店舗が変わる。もう孫に金銭を与えても介護のあては期待できない。偶数月の15日の年金支給日は二ケ月生きたご褒美。孫が期待できなければ詐欺師に金銭がゆくことはない。老後不安で溜め込むと相続で揉める。家庭裁判所で扱う相続のもめ事は1000万以下が結構あるという。相続税が無いのに介護の貢献度の思惑で揉める。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする