『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

生きている叔母の魂

2006年04月08日 | Weblog
今日はまた稽古日。
明日は叔母の一周忌なので稽古には行けない。
そもそも、劇団との付き合いはこの叔母の急逝がきっかけだった。

元々、叔母は会うたびに劇団の話をしてくれて、僕にいつも
「ゆうちゃん、おいでよぉ。面白いよぉ・・・・」って、誘ってくれていた。
若い頃から演劇は好きだけど、自分でやるなんて考えてもいなかった。

叔母の急逝で弔問に来てくれた、オバチャマから
叔母の出るはずだった去年の公演「絵画泥棒」の切符を頂いて、
一人で観に出かけた。
どうせ素人芝居だろう・・・・と、
あまり期待しないで行ったのだが、逆に素人だから
凄くリアリティがあって、新鮮を感じて面白いなぁって思った。

舞台を観ていて、叔母がこの中でどんな演技をしたのだろう?
なんて考えながら、ふと舞台の大道具に目をやったら・・・・・・

舞台の中に祖母の写真として、亡くなった叔母の写真が貼られていた。
何だか凄く感激して、この劇団の人たちに興味を持ち始めた。
公演終了後、僕に切符を下さったオバチャマに会いに行ったら、
「どう?楽しそうでしょう?一緒にやってみない?」って
誘われ、劇団の代表を紹介され、その場で仲間に入れてもらうことにした。

お陰で、去年の7月から楽しい日々が続いている。
公演まであと2ヶ月を切った。
明日の一周忌は、劇団の方にはお断りして
稽古に専念してもらうことにした。
僕が、劇団代表で今後のつながりも僕が引き継いでいるから・・・
何よりも、叔母が望むのは公演を成功させること。

それと今でも、劇団の中で叔母の演劇や芸事に関する魂が
生き続けていることをいつも感じる。
どの方も、口を揃えて叔母が皆を可愛がっていたこと、
叔母から教わった色々な事を、話してくれる。
そして僕へその叔母の教えを今度は僕に伝えてくれる。

大好きだった、叔母。
僕の母親と数奇な運命でつながっていた叔母。
明日は、その思い出話に花が咲くことだろう。

コメント
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