『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

後味の悪い喧嘩

2008年03月07日 | Weblog
後味が悪い・・・・まさに今日はそんな日。

僕を干そうとしていたリーダーが、あまりにも生意気なんで
売られた喧嘩を買ってやった。
そもそも、それが僕の卑怯な処かもしれない。
と云うのも、僕は社長経由で今の仕事を専任でやるように言われている。

先だって出かけた東北大学の教授や名誉教授が、社長と個人的な繋がりがあって
自分達の研究用装置を開発させるために、社長へ直談判して僕を管理職業務から
専門職へ戻し、いわゆる世界で一番の装置を作らせようとした。
僕は、そんな事されなくても同じように仕事をできたのだけど
管理業務をやっている所を見ると、我社のVIPで大口ユーザーでもある
大先生のお気に召さなかったらしい。

つまり、僕を干そうとする事は社長の意向に反する事であり、
なおかつVIPの教授の怒りを買う。
いわば僕は組織の中でも、アンタッチャブルな人間な訳です。
それゆえ、僕を干そうと画策しても、簡単には出来ない。
逆に僕が、本部長や先生にその事を告げたら相手の首が飛ぶのは解かっていた。
勝てると解かっている喧嘩を、買ってしまったのです。
男として格好悪いです。

案の定、僕が言う以前に、本部長に呼び出され彼の計画は叶わなかった。
結果として、自分が腕を振り上げる前に勝負がついてしまった。
でも、彼は彼なりに僕よりも若手を選んだのだろう。
本部長は若手に僕の仕事が出来るとは思わないと一蹴したそうだが、
嬉しいようで、何だか自分が凄く嫌な男に思えた。
実際、嫌な奴です。

勝つと解かっている、しかも自分の後ろにはVIPが居るから・・・
それがあるから喧嘩を買ったわけじゃないけど、結果的にはそうなってしまった。
勝つと解かっている喧嘩をする、卑怯な男です。

そして、僕は相手を必要以上に凄く傷つけてしまった。
そんな気がします。
後味の悪い喧嘩。

彼が帰る時に、何だか解からないけど
「変な喧嘩しちゃってすまなかったな。来週は出張で居ないけど、帰ってきたら今までの事は忘れて、仲良くやろう」
と声をかけた。
たぶん、他人を傷つけていたたまれなくなって、自分可愛さで口にしたのでしょう。
嫌な野郎です。
来週からまた仙台に出張するので、時間が経つと言い難くなると云う事もあった。

でも、その言葉に彼が笑顔で「はい」と応えてくれたのがせめてもの救いだった。
その笑顔で、少しだけ二人の間にあった氷が溶けた気もしました。

人を傷つけた分、自分はもっと傷つくんだって事を、今頃思い出した。
僕は、もっと大人にならないといけないなぁ・・・・・
コメント
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