日中の最高気温が35℃以上に達した日のこと猛暑日と言うらしいが、
この呼び方は気象庁が2007年から使用し始めた気象予報に関する用語らしい。
気象庁では最高気温25〜29℃を夏日,同じく30〜34℃を真夏日,
夜間の最低気温が25℃以上の日のことを熱帯夜と定義している。
1990年以降、地球温暖化の影響で日本ではこの猛暑日が急増し、
1997年から2006年の10年で,東京,名古屋,大阪,福岡の主要4都市で
猛暑日となった日が計300日以上にのぼると聞く。
なんでこんなに暑くなるのかと、気象情報を調べてみた今日の天気図がこれ。
普通の夏の気圧配置は、日本の南東に中心を持った太平洋高気圧があって、
南の暖かい空気を運び込むのだが、昔は北にある冷たい高気圧に阻まれ、
この高気圧が北上できなかった。
ところが、最近は地球の温暖化でこの北にある高気圧が弱くなって
若干、太平洋高気圧が北寄りに位置するようになった。
そうなると、日本の気温は南の暑い高気圧に覆われて気温が上がる。
何年か前に40℃を記録した事があるが、その時は太平洋高気圧が日本上空に有って、
その上に西から移動してきた大陸のチベット高気圧が、二重に覆いかぶさって
日本上空に蓋をするような形になり、さらにその影響で南にあった台風や低気圧が
高気圧の南端を添うように西にしか進めず、その低気圧からさらに熱い空気が送り込まれて
日本の気温が極端に上昇したというもの。
今日の気圧配置は、その日の気圧配置に似ている気がする。
僕らが子供の頃は猛暑日なんて記憶にないし、10代後半にやっていたアルバイトで
プールの監視をしていた頃に、30度を超える日はそんなに無かった記憶がある。
これは気象統計の記録。
猛暑日は歴史が浅いので夏日、真夏日で比較しても70年代から80年代は夏日が少ないのが判るかと思う。
2年後の東京オリンピックは、こんな気温の中でやるのだろうか?
35度を超える気温の日は、運動を控えるように言われているのだが
オリンピックは別物なのかな?
復興オリンピックなら雨の少ない、涼しい東北でやれば良かったのに・・・・
なんて思ってしまうのです。