今日は定置網漁を終え、市場で水揚げ作業をしているとまたお隣の定置網の方が来て魚を差し出して来る。見るとヒイラギである。先日ホソウケグチヒイラギ(ブログ2022 11.19)やイトヒキヒイラギ(ブログ2022 11.24)を頂いたばかりで、今度はヒイラギと珍しいヒイラギ科が続けて獲れている模様。と言ってもヒイラギは全国的には普通なのだが、ここでは非常に稀種であり、確認しているのはこの個体でまだ数個体目である。だが、鹿児島では稀種という訳ではなく県北部では普通種であり、魚ボラで魚類調査を行った時には沢山確保している(ブログ2020 5.31)。ヒイラギの南限がその辺にあるみたいで、ヒイラギだけではなく、カレイ類やメバル類(ブログ2021 1.30)などいくつもの種が南限となっている。これだけ定置網でヒイラギ科が続くとまだ見た事がないヤンバルウケグチヒイラギやヒシコバン・オオメコバンヒイラギ、更にお隣宮崎で得られたカドガワウケグチヒイラギなど全てを期待してしまい、ヒイラギ科をコンプリート出来ればと願っている。
ヒイラギ
ヒイラギ
コバンヒイラギ