宝来の間の広縁部分の写真、追加しました。
右側の写真の色が実物に近いです。
取り合いが分かりやすいだろうと思います。
窓際に一段高くとったスペースが荷物を置くのに丁度良いのです。
端岩の湯は、基本的には男性用で、女性専用は20:00~22:30まで。
上部構造を支えているのか、太い柱が何本も建っている。
一見すれば池のような湯船は結構深く、どこから入ろうか少し悩む。
単純硫黄泉という事だが、硫黄はほとんど香らない。
淡白な熱い湯で、しゃきっとするがあまり浴感はない。
このての洞窟風呂はあまり好きじゃない。
閉所恐怖症ではないが、不気味な感じがして怖い。
しかし、この端岩の湯は、それを感じさせない。
浴後、仲居さんと話していたら、「照明を増やした」と言われた。
そうだ!灯りが多いからなのだ。
ガラスブロックで仕切られた方に、普段は女性用の大理石風呂がある。
新しい黒い桶と椅子、その下には畳。
床も立派な大理石だが、その上に敷かれた畳の触感はなかなかいい。
湯はとびきり熱い。きっと、しばらく誰も入っていなかったんだろう。
加水し、湯もみをしてやっと入れる湯温になった。
脱衣所は狭くて、ややカビ臭いが、足元に畳が敷かれ掃除も行き届いている。
宿全体やや暗い感じがするが、どこもかしこもきれいにされている。
料理も多く、4階の客室でさえ部屋食で宿泊料金はリーズナブル。
もっと、脚光を浴びてよい宿だと思うんだけど、無口そうなご主人、控えめな女将さん、静かな温泉街・・・。
又、泊まりに行こうと思わせてくれる宿でした。