帯広を後にして、富良野に向う。
ここは、道東自動車道のSA「十勝平原SA」。
SAから日高山脈がきれいに見えた。
SAといっても、トイレの建物があるだけ。
さすが北海道、飲み物の自動販売機は、戸外ではなく中にあった。
トイレに入って驚いた。
壁には、「いわさきちひろ」の絵がかかり、いたる所に小物が飾られている。
道東自動車道は、足寄から帯広を通り十勝清水まで約80キロだけの高速道路。
車の通行量も少なく、当然利用者も少ないのだろうが、どこもかしこも清潔にされている。
これだけきれいだと、汚さないよう慎重に使わなければと、思ってしまう。
個室には、犬の名前がつけられ、扉にネームプレートがかかっている。
指定席に座れば、紙で作られたダルメシアンが微笑む。
これは、チワワかな・・・?
いやぁ、参りました。
結構、あちこちのトイレを借用するが、ここまで飾り立てられたトイレは、初めてお目にかかった。
どなたが管理しておられるのだろう・・・?
もちろん、NEXCO東日本の管理だが、NEXCOが、ここまでやるとは思えない。
きっと、心優しい女性が、自分の住んでいる所を通る高速道路、SAに誇りを感じておられるのだろう。
男性用トイレはどうなんだろう・・・?
見てみたかったが、これは諦めた。
心貧しい私は、誰か持ち帰らないのだろうか?と、心配してしまう。
この道路、もう少しすれば、トマムインターまで開通するらしい。
スキーの季節には、多くの人で賑わうのだろうか?
きっと、私と同じように、驚き、感心するだろう。