秘湯を守る会のスタンプ帳が、2度目の満タン。
どこに招待してもらおうかなぁ・・・?
北海道も最終日。
銀婚湯を後にして江差へ向かう。
空はどんよりして、日本海は寒々しい。
この道の駅で、「日本一周中」と大書きした赤い車に出会う。
ちょっと話を聞いてみたかったが、断念。
江差へ来るのは、5月に続いて2度目。
その時、見逃した「開陽丸」を見てみたかった。
江戸幕府最強の軍艦だったという。
幕末、「蝦夷共和国」を夢見て、榎本武揚、土方歳三らが2000人の兵士と北海道へと向かい、
官軍と戦うが敗者となり、その後「開陽丸」は江差沖で難破、沈没。
この船は、復元されたものだが、敷地内には引き揚げられた当時の遺物が展示されている。
展示は戸外。
冬には、この大砲も雪に埋まってしまうだろう。
なんだか物悲しい。
大砲を撫で、賊軍になってしまった人達に思い馳せる。
海も空も気持ちまで暗くなってしまった。
気を取り直して予定していた温泉へ。驚異の温泉だった。
湯船に流れ込む湯で飛ばされそう。
ここは、湯の岱温泉「上ノ国町温泉国民保養センター」。
私達と同時に、町のマイクロバスが着き地元のお年寄りがぞろぞろ・・・。
ちょっとまんが悪いなぁ。
お風呂はお年寄りでいっぱい。
よそ者の私は小さくなって入浴。
しかし、デジカメは、離さない。
打たせの腰掛用に置かれた、木の切り株の椅子が、温泉成分にコーティングされている。
まるで、チョコレートケーキ。
あぁ、もっとゆっくり入りたかったなぁ・・・。
又、行こう!