泊まった宿「石亭」は、ここ、宮島口にある「上野商店」と同じ経営者。
上野商店は、「あなごめし」で有名な老舗。
訪れた日曜日の昼下がり、店の外にまで行列が出来ていた。
石亭に泊まるなら、この店から宿まで送ってくれるサービスもある。
私達は、翌日の弁当にしようと宿に頼んでおいた。
チェックアウト時渡された「穴子飯」は、まだ、ほのかに温かい。
パッケージの包み紙は、創業当時のものとか。
4つの弁当、それぞれが違っていて、これは
Gデザイナーの甥っ子への土産になった。
弁当は、三瓶山を見ながら食べようと決めていた。
あいにくの曇天、紅葉が見頃というが、山は青々としていた。
山すそは、一面のすすきの原。
箱根と違い歩く人は、ほとんどいない。
場所が場所ならもっと脚光を浴びるだろう三瓶山。
周辺は温泉の宝庫。それに、石見銀山の世界遺産登録。
もう少し賑わって欲しい。
1軒だけある、ドライブインの軒先を借りて弁当を広げる。
アナゴがびっしりと乗っている。
冷めてはいるが、アナゴは固くない。
下のご飯の味付けも辛すぎず丁度良い。
「冷めてもおいしく食べられる」というふれこみに違いはない。
おいしかったが、出来る事なら温かいのを食べたかった。
この後、いよいよメインの石見銀山へ向かいます。