串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

再び石見銀山

2007年11月13日 | 旅-中国・四国

7月に引き続き石見銀山へやって来た。

前回、見なかった五百羅漢を見ようと羅漢寺へ来たが、
どうでもいいかな・・・という気持ちになり、3連の石橋の
写真だけをデジカメに納め羅漢寺を後にした。

平日だというのに、ツアー客や観光客で賑わっている。
前回の7月より人は多い。やはり、行楽の秋・・・かな。

こんなステキな家なのに、表札も上がっていないし、
生活しておられる感じがしない。

ここも、今度来たら、何か土産物屋にでも
なってしまってるんじゃないかと気がかりだ。
あんまり、観光地化して欲しくないなぁ・・・。

唯一公開されている龍源寺間歩(坑道)へ行く。
前回は、ガイドさんの説明を聞こうと付いて行ったので
間歩の写真は撮っていないし、よく見ていなかった。

今回は、しっかり見て、撮った。

先人のノミの後がくっきり残る間歩は狭くて
閉所恐怖症の人には勧められない。



その狭い本道に、人一人が通れるぐらいの横穴や竪穴が
アチコチに通っている。もちろん、立ち入り禁止。

植物が生えているが、この種は人の足に付いてきたもの。
そして、投光器の灯りで光合成して育っている。

この話は、後ろにいた観光客の一人が話していたものを盗み聞き。
耳も、目もしっかり働かさなきゃ・・・。


 
展示コーナーがあり、当時の様子を描いてある。
この絵は上に向いて掘っている様子で、左にハシゴ。
水平に渡した板の上にむしろを敷いて座っている。
赤いのは、サザエの貝殻にアブラを入れ明かりとしたもの。
真っ暗な中、こんな灯りとノミで掘っていたなんて・・・。
30歳まで生きたら長寿を祝ったというのもうなづける。



暗くなった気持ちを、お気に入りの城上神社の紅葉が慰めてくれた。