温泉津にある共同浴場の一つ
「薬師湯」の2階・3階に始めて
上がってみた。
2階にはおしゃれな椅子が置かれ
たラウンジ(休憩所)になっている。
3階には、無料でコーヒーが
飲めるようになっていた。
これは嬉しい!
さっそくいただく。
結構、いける。
3階から眺めると、ほとんどが石州瓦。
尖がった塔は、隣の旧薬師湯。
その奥に横たわるのは、元湯の宿「長命館」。
「もりもと」の、おいしい朝御飯に満足しチェックアウト。
石見銀山の銀を積み出した「沖泊港」へ。
静かな小さな湾。
ここが、多いに賑わった頃があったとは信じがたい。
民家が2~3軒、由緒あるようなお堂が建っている。
立派な装飾に驚く。
ついでに「焼き物の里」へ行ってみる。
石州瓦がかかった登り窯が見えてきた。
いったい何室あるのだろうか?
登り窯も立派だが、上にかけられた石州瓦の屋根も凄い!
2基ある窯は、今も使われているようだ。
何度か温泉津へ来ているが、沖泊港や焼き物の里には初めて来た。
温泉津温泉街も少しづつ変わってきている。
朽ち果てそうな建物も今に何かに変わるだろう。
願わくば、ちゃらちゃらした温泉街になって欲しくない。
湯量が限られている温泉津の宿。
「もりもと」も、風呂は1箇所だけで
順番に貸切で使う不便はあるが
それを補うかのように女将の料理はおいしい。
世界遺産の石見銀山に一番近い温泉街。
客は増えていくだろうが、いつまでも静かな温泉街であって欲しい。