串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

金太郎の行き帰り(北陸食堂)

2013年11月19日 | 旅-関東・中部

 11月12日 この日も

最近は雨の日を選んで旅行しているみたいで嫌になる。

那谷寺へ行く前に昼食。

国道8号線、分校町にある北陸食堂

外観からして明らかにチェーン店展開をしている「まいどおおきに食堂」ではない。

国道8号線から少し脇道に入ると、広い駐車場。

 

11:00オープン。開くのを待って一番乗りの客だった。

店内はファミレスのように明るく広い。

お刺身定食を注文。

味噌汁を豚汁に変えられるというので、豚汁にしてもらう。

具たっぷりのおいしい豚汁だった。

お刺身は、イカ、ヒラメ、ブリ(?)、ツブ貝、甘エビの5種盛り。

ヒラメのエンガワも入り、どれも活きていておいしい。

小鉢は「鯛の子のたいたん」ときゅうりの酢の物。

こちらは相方が注文したランチのエビフライ。

大きなエビにたっぷりのタルタルソース。

帰り際、お金を払う時に気付いた「おかず棚」。

単品のイカ刺、ツブ刺し・・・。

あぁ、これを注文すれば良かった。

食べ終わる11:30頃から客がどんどん入店して来た。

きっと地元でも人気店なのだろう。

11月13日 金太郎温泉をチェックアウトし、かねてより行きたかった生地(いくじ)の町へ。

富山県の指定遺跡の「生地台場」が復元されいぇいる。

1851年、外国船来航に伴い、海防上の必要から加賀藩が造ったもので、現在の台場は、原型の台場の上に当時の設計図を元に復元したものという事。

延長63m 幅8m 台場の上には船で運ばれた5丁の大砲が据えられた。

台場の上に登ると寒々とした日本海が眺められた。

 生地の魚の駅で魚でも買って帰ろうか・・・と。

「とれたて館」の片隅に吊るされていた大きな天然ぶり。

ここは「くろべ漁協」が運営していて、食事ができる「できたて館」と、鮮魚・干物・特産物を販売する「とれたて館」の建物が並んでいる。

鮮魚コーナーで「あおりイカ」を買い、皮剥きまでしてもらい、その日自宅で食べたが甘味があり凄くおいしかった。

ツブ貝も大小さまざま売られていて、大きなものはその場で刺身にしてくれる。

干物コーナーも充実していて、珍しい「あおりイカの一夜干し」を買って帰った。

大きな発泡スチロールのトロ箱いっぱいに鮮魚等を買って帰る観光客も見受けられ、知る人ぞ知る魚屋さんなんだ。

北陸道を通る時、ちょっと寄り道して買い物して帰ろうと思った。

生地は黒部川の伏流水がアチコチで湧き出る所。

ここ魚の駅の駐車場の一画にも水が湧いていて、自由に汲める。

もちろん、頂きました。

武生インターで下りて、越前そばを食べ、水ようかんを買いに。

今日は御清水庵(おしょうずあん)で、蕎麦を頂く。

 新蕎麦らしいが、私には香りも味も違いが分からない。

福井の珍しい習慣「コタツで水ようかんを食べる」。

だから福井の水ようかんは冬場だけしか作られない。

「えがわ」の水ようかんを買って帰り、甘さ控え目の味を楽しんだ。


金太郎温泉の風呂

2013年11月19日 | 宿-北陸

チェックインして部屋に通された時、仲居さんから「今なら空いています。もう少しすれば150名程の団体が
チェックイン予定なので、
お風呂に行くなら早い方がいいですよ。」と、言われた。

それではと、大急ぎで浴衣に着替え、エレベーターで1階へ下り、宿泊者専用の大浴場へ。

さすが!多くの入浴客を迎える脱衣所、広くてきれい。 

文化勲章受賞 二代目 浅蔵五十吉氏の手による九谷焼の陶板で描かれた壁画が壁一面に。

女性用は海辺にカモメが舞う「海辺飛翔」。

男性用は「四季ノ花園」らしいが、風呂は男女入れ替えではない。

この壁画大浴場はチェックインからアウトまで一晩中入浴可能。
しかし、この広い大浴場で夜中に一人入浴は怖い!

浴槽は手前に梅の形をしたジャグジーの風呂、その横に大きな湯船が2つ、
一番奥の窓辺に金太郎風呂と4つある。 

メインの浴槽は、やや白濁し、湯もぬるめ。

 その横のこちらも大きい浴槽。

湯ノ花で真っ白にコーティングされた湯口。

手ではらうと、塊になって湯の中へ。

この湯船の湯が一番熱くて透明度も高い。

きっと源泉投入量が多いのか、源泉槽なのか?

ずらり並ぶカランも21ケ所。

硫黄による腐蝕防止か、カランは塗装(コーティング)されている。

シャンプー類のメーカーは・・・?

固形石鹸や売店で販売されているアメニティが多種置かれていた。

これだけのアメニティを引っ越すのが大変なので、男女入れ替えはしないのだろうか?

一番奥に金太郎が座る六角形の湯船はジャグジーに。

ちょっと怖い金太郎。

他に入浴客がいない時、誰か居るのか?と、どきっとしたが、なぁんだ金太郎だった。

壷の中から源泉が出ていて、コップが置かれていた。

飲むと塩辛く、えぐみもかなりある湯だった。

 

こちらは立ち寄り客用「カルナの館」の宿泊者専用の脱衣所。

日帰り客用の脱衣所は別にある。

宿泊者は朝の5:00から入浴可能で夜は23:00まで。

日帰り客は9:00~なので、この差の4時間はゆっくり入れる泊まった者の特典だ。

ここにだけタオルが置かれていた。

以前、立ち寄りで入浴した時にも驚いたが、やはりこの銘石の乱立に驚かされる。

メインの浴槽から湯があふれ出す。

 

健康道場と名づけられた各種変わり風呂があり、どの浴槽にも温泉が使われている。 

全身用ジャグジーはエステバスと名づけられ、一番人気があるようで、
「使用はお一人様5分で・・・」と、貼紙がしてあった。

しかし、端っこには不気味な泡がたっぷり溜まっていた。

源泉掛け流し・・・?、この泡を見る限りそれは???。

この長方形の浴槽は、源泉浴槽だと常連さんが言う。

確かに湯は透明に近く、湯温も高い。

2つ浴槽がある露天風呂にもふんだんに銘石。

軒屋根しかないので、夏の日焼けや雨が降る時は辛い。

 

右奥の方から源泉が注がれているようで、石が抽出物でコーティングされている。 

はぁ、ここは気持ち良い。

宿泊者専用の風呂場近くに、銘石を陳列したコーナーがある。

ははぁ、今は取れないと聞いていた佐渡の赤玉石ってこれかぁ・・・。

部分的にコケに覆われた庭石。

石、私も結構好きなので見入ってしまったが、この宿、こんなに石にこだわるのは何故?


 

源泉は金太郎温泉1号、2号、3号井の混合泉。

昭和40年、地下1000mより湧き出した、73.5度の含硫黄-Na・Ca-塩化物泉。

Na=4580  K=292  Ca=1303  Cl=9610  Br=39.7  HCO3=107 

成分総計16,170mg/Kg  という凄く濃い温泉。

久しぶりに嗅ぐコゲ硫黄臭は嬉しかったが、源泉の使用方法についての掲示はない。

あれだけの浴槽を源泉で満たすには相当な湧出量が必要だろう。

湧出量の表示も見当たらなかった。

まぁ、いいか、あれだけ温泉を楽しめたんだから。