高湯温泉 吾妻屋旅館 日本秘湯を守る会の宿でもある人気旅館だ。
るるぶトラベルで予約が出来、10月22日に宿泊。
雨の中、硫黄臭漂う高湯温泉へ。
宿の前に駐車場があるのだが、車を停め玄関へ着くまでにもひどく雨に濡れた。
先日宿泊した金太郎温泉は、傘を2本持って車まで出迎えてくれたのだが・・・。
宿へ着くまでに荷物の整理が出来ていない時が多く、車を停めるなり出迎えられる
のはあまり好きではなく、ほおっておいて欲しいのだが、金太郎のこの出迎えは嬉しかった。
建物の中に入ると左右に箱階段のような下駄箱があり、当日の宿泊者の氏名が書かれた
紙が貼ってあり、靴はその中へ自分で収納する。
フロントの奥から可愛い声の女将が現れ、A3サイズの用紙に館内の見取り図や、
入浴時間などが書かれた紙を渡され説明を受ける。
下駄箱といい、この案内書といい、女将かどなたの発想か、なかなかのアイデアマン。
エレベーターに乗り、長い廊下を歩き部屋に案内される。
ロビーにはコーヒーが用意されていたが、すっかり忘れてしまい、コーヒー好きの私が
一杯も飲まなかったとは・・・。
雨も降っているので、宿の周辺をうろうろする気にもならず、結局、ロビーへ行ったのは
チェックアウトする時だけだった。
通された部屋は露天風呂の入口に近い8畳間。
部屋に入った時、ぷ~んと湿気臭い匂いがしたので、持参している消臭剤をまくが、
これは部屋にも用意されていた。
奥に3畳ほどの広縁があるが、椅子ではなく座布団が敷かれていた。
ここには椅子とテーブルが欲しい。
ウォシュレットのトイレと広い洗面台。
立派な洗面台にはコップが2つと小さな固形石鹸のみという簡素過ぎるアメニティ。
この広縁の手前にトイレと洗面。
テーブルの上には冷水ポット。
灰皿は要らないから携帯や時計を入れておく小物入れが欲しい。
この小物入れを置いてくれている宿は案外少ない。
お金かからない備品なので、是非用意して欲しいものだが・・・。
鍵は2つで片方には金庫の鍵がセット。
朝・夕共に食事は部屋でいただく。
会津の郷土料理「ニシンの山椒漬」、う~ん左は何だったっけ?
エビの下にはカモの燻製が隠れている。
刺身こんにゃく。
一人鍋は牛しゃぶ。
大きな肉が2枚と食材にはお金がかかっている。
今回の旅で泊まった宿の中では一番豪華な食事だった。
こちらは朝食。
夕方、少しの時間停電になった。
ブレーカーが落ちたのだろうが、宿で停電に遭うのは初めての経験。
各部屋でドライヤーをいっせいに使われたらブレーカーが落ちてしまう事があると、
どこかの宿で聞いたのを思い出した。
そういう宿では電気ポットは置かれていない。
車に電気ポットを積んで旅してる私。
電気ポットではない宿で使おうという算段だが、これを使ってもよいかどうか?
宿の人に聞いてから使う事にしているのは、一時的な停電を引き起こさないか?
と、心配するから。
結構、年季が入った建物で満室だったこの日、全ての部屋の電気ポットが
いっせいに使われたせいかもしれないなぁ・・・。