串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

栗駒山荘

2013年11月03日 | 宿-東北

8月に続き2度目の宿泊となった栗駒山荘。

予約はいずれもJTBのサイトからで、料金も直予約と同じ。 

だから部屋はいつも2階の和室。

次に泊まるなら、直予約して洋室や和洋室に泊まってみたい。

西陽がまともに差し込むので、チェックイン後の部屋の窓にはカーテンが。

カーテンを開けると、霧が右方向から押し寄せてきた。

翌朝もこんな状態。

紅葉には少し遅いかな?と、思いながらやって来たが、まだまだ見頃だった。

電気ポットやテレビはあるが、自家発電の宿なので冷蔵庫はない。

テレビの下は金庫。

その横の小物入れの中には・・・。

裁縫セットにプッシュ式の蚊取り。

アメニティは揃っているが、浴衣が大きい。

通常Mサイズを着るが、ここのMはまるでLサイズ並み。

女性用にはSサイズでいいかも。

タオルが真っ白、無地のものになっていた。

8月にはあづき色、名前入りのものだったが、今年の営業も後10日ほど。

在庫がなくなったんだろうか?

寝具も枕は天然石入り、健康敷ふとんとこだわりがあるようで、快適に眠れた。

多くの立ち寄り客で賑わう栗駒山荘の風呂。

立ち寄り客用下駄箱とは別に宿泊者専用のスリッパ棚があり、部屋名が書かれている。

我が家は、私が部屋の鍵を持って風呂へ行く。

そして必ずと言っていいほど、私の方が早く風呂から出る「神田川」の逆バージョン。

「私のスリッパがなかったら部屋に戻っているから・・・」と、実に便利だった。

栗駒山荘の風呂場は写真撮影禁止なので、写真はない。

風呂は午前0:00~4:00までと、8:00~9:00までは入れない。

深夜はともかく、朝の8:00~9:00に入れないのは少々辛い。


 

2階のレストランで朝・夜共に食事をいただく。

8月にはそう感じなかったが、食事は公共の宿にしては凝っていて味付けも良い。

八寸は「長いも豆腐」「ほうれんそうのおしたし」「沢もたし煮びたし」。

先附は〆サバと赤カブ、糸かぼちゃの土佐酢ゼリー掛け。

お造りあまり好きではない私には丁度良い量。

岩魚のそぎ造り、銀鮭、こんにゃく。

揚げ物が変わっていた。

ミズの昆布巻き揚げとキクラゲ、ミズの葉。

ミズは大好物。

今時ならきっと塩漬けミズだろうが、こういう食べ方もあるんだ。

焼き物は3種から選べるが、夫婦揃って「純和鶏網焼き」をチョイス。

添えられた煮たゴボーもおいしい。

他のテーブルでは「岩魚の塩焼き」や「子持ち鮎の塩焼き」を注文してる人が多かった。

地元では「あんぷら」というジャガイモ団子の鍋。

中から野菜がどっさり現れ、実においしい。

楽しみにしていたお漬物。

いぶりがっこはもちろん、今回は、初めて食べるいぶり人参が出た。


 

夕食時には見えなかった下界。

霧が晴れて見事な紅葉が見えた。

飲み物とサラダ、納豆、お漬物などがバイキングになった朝食。

8月と同じでトマトはミニではない。

このトマトでお腹いっぱいになってしまったので、今回トマトはパス。

トマトを皿に入れてる人に教えてあげたかった。

10月20日を過ぎるとチェーンや冬タイヤが必要というメールを宿からもらっていた。

「えぇ~、こんな早くから?」と、渋る相方を説得し、冬タイヤに履き替えていたが全く必要はなかった。

栗駒山荘は11月4日で今シーズンの営業は終了し、長い冬休みに入る。

この冬タイヤが有効に使えるような時に又泊まりに行こう。


栗駒山荘へ

2013年11月02日 | 旅-東北

10月23日 子安峡大墳湯を見学後、今宵の宿「栗駒山荘」へ向かう。 

その前に栗駒神水をポリタンクにいただく。

高度が上がるにつれ、色づきがよくなってきて・・・。

 

 

 

「どうだ!この季節もいいだろう。」と、紅葉の上に君臨するかのような栗駒山荘。

駐車場に車を停めると虹が岩手県側にかかっていた。

 

鳥海山は見えなかったが、部屋から飽かず眺めた夕焼け。

さぁ、そろそろ夕食の時間だ。


子安峡大噴湯

2013年11月02日 | 旅-東北

10月23日 この日、秋田県に入ると天気は良くなった。

子安峡の大噴湯を見に。 

8月には災害で通行不可だった遊歩道も復旧し、ここから下りて行く。

前回は行き止まりで見れなかった辺りが見れる。

 

対岸の岩壁も見ごたえがある。

 1814年 菅江真澄がこの地を訪れ「雪の出羽地」に書き記している。

いつからこんな風に噴出していたのだろう。

岩から100度近い熱湯が噴出していて凄くワイルド。

 

 

幅の狭い峡谷を勢いよく流れる水もきれいな色で、見ていて飽きない。

 

 

カメラを上着の中に隠すようにして通り抜ける。

多い被さるもみじはまだ青々としていた。

あれから10日近く経った今、少しは色づいているだろうか?

400段近い階段を上り駐車場へ。

夏に来た時とはうって変わって観光客が多い。

みんな目当てで来ているのだろうか? 


花山村寒湯御番所跡

2013年11月01日 | 旅-東北

那須塩原インターから東北道に乗り築館インターへ。

花山湖を過ぎ花山温泉温湯山荘の横にある仙台藩花山村寒湯番所跡へ。

仙台藩27ケ所あった番所の中で一番北にある番所。

宮城と秋田の県境に近いこの場所に、慶長年代から200余年にわたり、
関守三浦氏が行き交う人々や、その荷物の検問を行っていた。

明治2年廃止されたが、建物が現存するのは珍しいようで、昭和38年に国指定史跡となっている。

12月~3月いっぱいはこの施設は休館。

観覧料金200円を支払って内部へ。

記名帳があるが、訪れた日の最初の訪問者だった。

もっとも記帳しない人も多いだろうが、一般的にはすぐ横の温泉館に来てもここを訪れる人は少ないだろう。

30センチあるだろう太い柱と梁は釘を1本も使わずくさび止めで造られている。

建物を囲むたたずまいがなんとも素晴らしい。

今はこの前を国道が走っているが、往時は街道をさえぎる表門をくぐり、↑の写真の
検断所で通行手形や荷物などを調べられた。

今は苔むした基壇だけが残っている。

 寒湯・・・?

元は近くにあった温泉の名前らしいが、明治以降「温湯(ぬるゆ)という表記に変わっている。

 

大きな枝垂桜もあり、花咲かせると素晴らしいだろう。 

その桜を見に訪れたい所となった。