今シーズンのロードレースも、先週の実業団女子駅伝に続き、注目の高校駅伝が行われ駅伝ファンには堪らない。
今年も、都大路を各県代表が郷土の期待を背負い必死になって走る姿には、テレビ画面でも感動を呼ぶ。
戦前の予想を、県予選データなどを元にチェックしているが、男子では「佐久長聖が期待通りの初優勝なるのか?」と
女子の「豊川の初優勝?」、「花の1区を制するのは誰か?」に注目しテレビに噛り付いて見ていた。
今回から、ルールが改正されて留学生の1区登用が禁止され、各校の日本人エース対決が見ものである。
また、実力校の佐久長聖校は、ケタ外れの予選成績を有し、10Kmのベストタイムで30分カットの選手が5人もいるそうだ。
これ程の実力レベルの学校は、記憶に無い。
あの上野裕一郎(ヱスビー)、佐藤悠基(東海大)も過って活躍したが、優勝は成らなかった。
昨年はなんと同タイムで、1m差で涙を呑んだが、その相手仙台育英とのバトルが今年も繰り広げられた。
レースは予想通り1区から、昨年の覇者仙台育英と佐久長聖の一騎打ちとなり、3区で外国人エースのポール・クイラが抜け出したが、佐久長聖はこれもエース村沢が想定内の30秒差で食い下がる。
これで4区以降の選手の実力から、佐久長聖の初優勝は決まったも同然だった。
それも、なんと2時間2分の過去最高記録でのぶっちぎりには、正直驚いた。
これでは、敗者の仙台育英も悔いはないのではないだろうか?それ程今年の佐久は強かった。
一方女子も、創部3年目の豊川も、予選では最高の記録を叩き出しているので、期待した。
ここでも男子同様、実力校の興譲館が抜け出して終始両校が競り合い、面白いレースだったが、
やはり、最終区のアンカー外国人ランナーのワイリム選手を有する豊川が抜けて最後の競技場まで縺れたが、豊川の初優勝だった。
我が神奈川県代表にも期待したが、男女共に大きく期待を外れた結果で残念である。
最近は、高校野球同様に、私立実力校にいい選手が偏ってしまう傾向になるが、
優れた指導者を求め、いい結果を期待しての学校選びも、止むを得ないのかも・・・・・
都大路は、この後全国都道府県駅伝や、シテイマラソンなどでお馴染みのコースで、自分も何回もあの白川通りや宝ヶ池を走ったが、京都市民の沿道ファンの声はいつもランナーには本当に心に響くものでありがたい。
この熱い気持ちは、正月にかけて実業団駅伝や箱根駅伝へと繋がっていくだろう。