日本漢字能力検定協会の恒例の『今年の漢字』が、発表された。
『今年の漢字』は、一文字でその年の世相を表現するもので、先月から協会で募集されていた。
結果は、『変』が選ばれた。応募総数は、約11万通だったそうである。
結果を見れば、確かにオバマ次期米大統領の「チェンジ」が話題になり、国内の首相交代、株価・物価・為替変動、気候異変なども、今年の最大の話題であった。
続くベスト10は、『金・落・食・乱・高・株・不・毒・薬』と続き、次点は何と『麻』だったそうだ。
一つ一つの文字からイメージされるものを考えると、成る程とうなづけるものがあり、何れも明るい世相に繋がるものがないようだ。
自分の予想では、振り込め詐欺が横行し、散々な被害を受け話題を撒いたので、『欺』ではないだろうかと思ったが。
麻生総理は、漢字が読めない(KY)とこれも話題となり、支持率低下に繋がったのではないか言われているが、
「政治・経済・環境など社会が変化した大変な一年だった」ことは、誰しも実感してる。
一方、 『創作四字熟語(当て字)』も優秀作が発表され、話題を撒いているようだ。
ここでも『ぐ美人走』(虞美人草)でお笑いのエド・はるみが入ったようで4冠王になったようだ。
他にも『窮々病院』(救急病院)、『株式逃資』(株式投資)、 『暗増景気』(クリスマス景気)、なども言い得て妙で面白い。
サラリーマン川柳も、まもなく優秀作が発表させるだろうが、明るいユーモア溢れるものを期待したい。
今年も、残り少なくなり明るい話題が少ないが、来年こそは、明るいユーモアで飾りたいものだ。