民主党小澤代表が突然辞任表明して、メデイアがその経緯や影響など大きく取り上げて報道しているが、その論調に関心をもって見比べてみた。
新聞・テレビの情報を元に、感じたことを批判を怖れずに敢えて記してみた。
今回の辞任表明の記者会見を見る限りでは、我々国民の求める説明責任は全くされていない。
それも、説明しようとする姿勢も見えず、 「衆議院選挙を間近に控えて、政権交代の実現に向けて、挙党体制を強固にするため身を投げ打つことにした」と述べるだけである。
国民の70%以上の大多数が「説明責任を果たしていない」と考えていることに、何も応えておらず、その姿勢すら感じられないのである。
とにかく政局、政権奪取しかこの人の頭の中にはないのだろう・・・・・
まして、民主党から重い腰をあげて申し込んだ党首会談は、本来、今日国会で実現する筈であったのである。
常に、「国民生活重視の政治へ切り替える」と述べてきているが、この辞任騒動で国民の信頼を得られると思っているのであろうか?
いつも国会論争の場で感じているのは、幹事長やあの国対委員長など幹部の態度は、自民党への批判ばかりで、その言い草も耳を覆いたくなるような言葉が多く下品である。
いざ我が身への批判には、全く耳を貸さずに説明すらしない。まるで報道が悪いと言わんばかりで、我田引水ばかりではないか。
国民は、自民党であれ民主党であれ、日本丸が沈没しかねない危機状況のなかで、将来に希望を持てるために、どのような政策を取るべきなのかを国会の場で示して欲しい。
今こそ、政局一辺倒ではなく政策論争をやって欲しいのだ。
また、代表辞任で終わりではなく、巨額の政治献金問題には蓋をせずに、徹底的に司法の場でも追求してほしい。
今回の西松献金は、かっての田中派の金権政治そのものではないのか?
代表を退き裏で実権を握るのではないか?という評論も見かけるが、反小澤意見にも謙虚に耳を傾け、本来は政治家をやめるべきだと感じている。
次の代表に誰が選ばれるのか非常に関心があるが、国民の目線に立っての、開かれた議論の上で国民の信頼を得られる民主党へ脱皮して欲しいものである。