地域生活環境協議会の呼びかけで、今年度第1回の道路・公園美化活動が行われ、各小学校区単位に、多くのボランテイアや子ども会のメンバーが参加して行われた。
2年前から、始まったと記憶しているが、毎年参加者が増えているそうで、今年も子ども達のサークル・団体を始め ご近所隊も含めて約150名が参加されて、主催者側の準備したグッズも足りない状況であった。
準備されたゼッケンには、前後に「ポイ捨て無くし隊」、 「落書き消し隊」と書かれており、子供たちには、最初は照れ恥ずかしそうな顔も見られたが、スタート後は、堂々とした活き活きした顔になっていた。
市民、児童、生徒が参加して、わが街を美しく住みよい街にしようと、協力してコミュニテイー意識を高めることが何より意義あるものと思う。
班編成を行ったあと、班毎に夫々のコースへと、学校を出発したが、何と200Mも行かない内に、植込みの影には、タンス用の湿気取りなどが大量に捨てられており、ビックリ。
植込みや公園にも、空き缶やペットボトルが纏めて捨てられていたりで、ここまでモラルが落ちているのかと、情けない想いである。
日頃、見ている光景では、わが街にはゴミ捨ても少ないと感じていたが、見事に裏切られた。
先月、パリを訪れた時に余りの汚さに驚いたばかりであるが、日本も自慢できる程ではない実態があるようである。
人間誰しも、拾う立場と捨てる立場の二面性があると思うが、ゴミ捨てだけではなく、社会のモラル低下には、淋しい気持ちであった。
2年前にも、富士山の清掃活動にも参加したことがあるが、あの時にも想像を絶する不法投棄されたゴミの山に驚いたことがある。
ゴミの不法投棄は、各地で止まないが、路上喫煙防止条例などが、各自治体などで施行されており、 「ポイ捨て防止条例」等も必要となるのではないだろうか
終了後の子ども達のやり遂げたという顔が印象的であった。
今年度も5回にわたり実施される予定であるが、参加者が増えるとともに、コミュニテイの我が広がり、ゴミ捨てが恥ずかしいと思わせる街になって欲しいものだ。