MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

鎌倉古陶美術館の企画展へ

2009年05月29日 | アート・文化

朝から雨が振り続いていたこの日、知人の紹介があり、北鎌倉の『古陶美術館』の水彩画家  西丸式人さんの『~かまくら紫陽花展~』を見に出かけてきた。

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鎌倉は、これから約1ヶ月は、紫陽花が開花して観光客で大賑わいとなる時期である。

西丸氏の画は、これまでも度々いろいろな展示会で拝見しており、大胆な画風が気に入って好きなアーテイストの一人である。

今回は、季節柄「かまくらの紫陽花」を描いた作品が数十点だろうか、紫陽花を描いてこれ程多くの表現が出来るのかと感嘆して、何度もギャラリーを往復した。

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管理者も、花を描く画にも挑戦しているが、植物画のイメージが変わった感じがしている。

この紫陽花シーズンに、 「あに挑戦してみたい。

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さらに、奥のギャラリーでは、『七世乾山 尾形乾女作品展』が開催されていて、じっくりと見て廻った。

聞けば、このギャラリーは、尾形乾女(奈美)さんが、この地に住んでおられ創作活動をされていた住処だったそうである。

尾形乾女さんは、6代目尾形乾山の娘さんで、7世尾形乾山に当たるそうです。

その日本画や壷などの陶磁器の作品が、沢山展示されており、ギャラリーのすばらしい雰囲気とマッチして、静かな館内でアートに浸る空間がありました。

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また、驚いたのは、ギャラリーの建物が、乾女さんが亡くなられてから、我が故郷の福井県池田村や今立村から移築されたものであると伺ったことだ。

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100年以上前の福井の古民家を移築して改装されたそうで、その大工さんも福井から呼んでこられたとか。

展示されている中世の古美術と実によく調和しており、建築奨励賞を受賞された経緯もあるそうです。

建物はその柱、梁、階段、欄間などどれ一つとっても、すばらしい風情を感じる。

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館長の拘りだそうであるが、これ程凝りに凝ったギャラリーには、お目にかかったことはない。

もう一つこの美術館で有名なのは、 『あじさいの小径』である。

規模は小さいが、中庭から入り美術館の周囲に、約100種類の山アジサイが咲いているのだ。

係りの方に聞けば、これも館長の拘りで 日本古来の珍しい品種を集めた見事なアジサイ尽くしである。毎日精魂込めて手入れされており、静かに花を愛でるようにと、素敵な椅子も置かれているのだ。

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山アジサイは、開花時期が早いそうで、既に多くの花は咲き誇っていた。

紫陽花の名前は、あまり知らないが、「緑の花」や「墨田の花火」などなど実に鮮やかな紫陽花の乱舞の景観であった。

鎌倉では、近くの明月院や長谷寺、成就院など紫陽花寺などは殊に有名であるが、この『古陶美術館』は、隠れアジサイスポットであろう。

コメント
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