お正月気分も抜けて、おせち料理も飽きてきたところであるが、久し振りに美食を堪能した正月だった。
生まれ育ったふるさとの味覚は、何人にとっても懐かしく体に沁みこんでいる味は忘れられないものだろう。
お正月のおせち料理も、最近は有名ホテルやデパートの逸品が人気を呼んでいるそうであるが、
やはり生まれ育ったふるさとの味覚が一番だと思っている。
お歳暮やふるさと福井の知人から、好みに合った嬉しい逸品が届けられて、素晴らしい年末年始のご馳走をいただいた。
大晦日には、必ずいただくのは定番の『越前おろしそば』で年越しである。
これだけは、スーパーの年越そばには譲れない味覚であり、一年を無事過ごせたことを感謝して年を越す。
この年末には、知人が時間をかけて手造りで煉られた『年越うどん』が加わった。
もともと、どちらかというと、そば派かうどん派かと言えば、「うどん派」であるので共に美味しくいただき、
テレビの紅白歌合戦は見てはいたが、関心は専ら美味な食べることにハマっていた。
食の好みが偏っていると言われる自分には、見た目のよい高級料理よりも好きな 『ふるさと福井』の拘りの味が大変な魅力である。
越前ガニは、王様であるがとても正月に手に入れるのは難しく、一足先に味わっており、
今年は「小鯛のささ漬」に、京都の名産『大安の千枚漬』が訪れてくれた。
千枚漬も大好物で、必ず年末に届けてくれる知人がいる。それも、自分の好みは、大安以外が千枚漬ではない位に拘っているところ。
これも、丁度珍しくスーパーで見つけたふるさとの銘酒『一本義』で、家族揃っての乾杯ができた。
また、乾杯の後の「お雑煮」も、ふるさと福井からのお取り寄せした伝統の味『かわせ餅』が
定番である。
食事後のデザートにも、ふるさと福井の冬に食べる『水よーかん』でたっぷりとふるさとの味を堪能した。
さらに、今年も知人から送られた山形の冬の味覚『紅干し柿』が加わり、蔵王山地の上山で生まれた伝統の味覚を味わった。
この正月は、それぞれのふるさとの味覚の共演に浸り、ふるさとを想いお互いの健康を祈ったが、
メタボ対策で毎日の運動の継続が欠かせない。