MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

御茶ノ水界隈スケッチ散歩

2010年01月09日 | 水彩画

この日は、京橋にある旅行会社(トラベルプラン)で開催されている、昨年のスケッチツアーの同窓展示会を見に行く機会に、久し振りの東京御茶ノ水界隈でのスケッチ散策に出かけた。

先月の東京大学構内のイチョウ並木スケッチでも感じたが、古い街並み風景は絶好のスケッチポイントが多い。

この朝も典型的な冬型天候となり、快晴の寒い朝となり富士山の姿もひと際美しかった。

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朝の通勤電車に乗るのも久し振りで、年末年始の休みからいつもの混雑の通勤風景に戻っていた。

御茶ノ水界隈のニコライ堂や神田川聖橋付近を描くべく、御茶ノ水駅に着いてからしばらくポイントを探して界隈を散策してみた。

湯島聖堂に立寄ると、朝早いためか訪れる人は無く、朝の庭園の清掃中であったが聖堂の所以を伺った。

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聖堂は、孔子の教えを学ぶべく幕府の学府であったところで、200年以上の歴史があり、

日本の学校教育の発祥地だそうで静寂且つ厳粛な雰囲気を感じた。

家族の受験時に、湯島天神とともに湯島聖堂に合格祈願に訪れたことがある。

聖橋を描くべく御茶ノ水橋~淡路坂を一回りしてポイント探しをしたが、人通りが多く腰を据えて描く場所を見つけるのは至難である。

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JR御茶ノ水駅の聖橋口を出たところで、ニコライ堂を眺めていると、神田川を見下ろす歩道際の椋の木の幹に、『太田姫稲荷神社 元宮』のお札と社が架かっていた。

案内板の説明によると、太田道灌の娘が病に罹ったときに、京都の「一口稲荷神社」を江戸城内に築き、その後にこの地に移して「太田姫稲荷神社」としたそうだ。

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その後、さらに総武線の拡張で駿河台へ移して「元宮」として木札と神札が残されているようだ。

ニコライ堂を描くべく元宮の前に腰を据えたが、レトロな建物で描くには複雑過ぎて、アングル選びや構図取りが難しい・・・

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荘厳な雰囲気の描写に苦労しながら早描きして別のアングルもと考えたが、簡単には受け付けないものを感じていた。

昼食を挟んで後、聖橋を描くポイントを求めて神田川周辺を散策した。

『聖橋』とは、湯島聖堂とニコライ堂を結ぶ橋として神田川に架けられたもので、どこから見てもモチーフは最高である。

神田川下流の昌平橋からの眺めが、中央線・総武線・メトロ線が交錯して、都会的情緒とどこか異国的景観もあり、難しくも面白い。

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昌平橋に腰を据えて描いていると、この日は川面に写る色合いが素晴らしく、多くの通りすがりの人もカメラを向けていたようだ。

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冬の陽射しも暖かく、光と影の描写に苦労しながら、初スケッチを楽しんだ。

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早めに描きあげて京橋のギャラリーへと向かった。

ギャラリーでは、150近い作品展で、末席に小作も展示されていたが、素晴らしい大作の中で実に恥ずかしい思いをしていた。

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年初のスケッチ日和で、江戸の風情も楽しみながらのスケッチ散策を楽しんだ。

コメント (1)
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