茅ケ崎のシンボルである『烏帽子岩』へ船で周遊するイベントに参加してきた。
茅ケ崎市観光協会の主催で毎年冬に行われる「えぼし岩周遊観光」は、茅ケ崎の名物イベントである。
今回は、600人の募集に対して、全国各地から1200人の応募があり抽選でチャンスを得た。
「えぼし岩」は、言わずと知れたサザンオールスターズの「チャコの海岸物語」でも、
「えぼし岩が遠くに見える 涙溢れてかすんでる・・」と歌われており、お馴染みである。
日頃は、サイクリング・ロードをジョギングしながら「えぼし岩」を眺めやっているが、
その日の天候により、近く見えたり遠くに霞んだりしていて、気になる存在であった。
海岸のヘッドランドからは、約1Km強で泳いでも直ぐにも行けそうな至近距離であるが、この日は船で近づけるチャンスを得た。
8時過ぎに茅ケ崎漁港に到着すると、すでに多くの幸運の仲間が集まっており、4隻に分乗して指定の『沖右エ門丸』他に160人が同乗した。
乗船の際にライフジャケットを着用し、いよいよ出港時には、仲間の顔はどの顔にも遠足気分のうきうき感が溢れていた。
漁港を出て約10分で烏帽子岩に近付いてみると、その姿は想像以上に巨大でそびえるようであった。
烏帽子岩の周辺は、岩礁地帯となっており、大小30数個の岩が集まっており、
烏帽子岩は親分のようにひと際大きく、子分の岩群を従えているようだ。
また、岩場近くは絶好の釣り場になっているそうで、朝早くから岩場に上がって釣りを楽しむ多くの釣り客が見られた。
この日の富士山は、雲も掛かっていたが、烏帽子岩とのツーショットのポイントもあり眺めは最高である。
烏帽子岩を2周回したが、その姿は冬の陽射しを受けて、眺める位置により様々の表情を見せてくれる。
釣り客からの呼びかけに手を振りながら、カメラのシャッターを押すのに忙しく、あっという間に40分の時間が過ぎていた。
漁港に戻ってみると、2回目の乗船客が待っており、この日は4回の周遊がり、合計660人が楽しんでいた。
今度は、夏に泳いで周遊してみたい誘惑に駆られた。