日頃 『今日は何の日?』と、言われると エッ~と一瞬考えてしまうが、今日は自分にとって忘れられない日である。
21年前のこの日は、昭和天皇が崩御されたあの日は、何故か虫が知らせて 早朝からテレビ放送に釘付けとなっていた。
土曜日だったと思うが、休みのため出勤もなく訃報をテレビ速報で知って思わず涙が止まらなかったのを記憶している。
訃報を聞き、皇居へ行ってくると家族に告げて、皇居へ向かったのである。
東京駅に着いてみると、通勤時の流れとは違う人の流れが、出来ていた。
皇居前には、記帳受付テントが出来ており、記帳させていただいた。
今、当日の古い我が家の夕刊を取り出して、懐かしく読み返してみた。
また、中央郵便局には、いつの間にか長い行列が出来ていて、約2時間弱並んで昭和最後の記念スタンプを押したのも、忘れられない思い出である。
帰宅して故郷の父に報告したら、父も「そうだったか・・・良くぞやってくれた」と泣いていたのも忘れない。
というのも、実は、父は近衛兵だったので、小さいときから昭和天皇の話はいつも聞かされており、非常に身近な存在だったのである。
あの小渕官房長官の『新しい元号は、平成であります』の台詞が懐かしいところ。
即日、新元号が発表されたが、今改めて出典を聞くと、『内平外成(内平らかに外成る)』と、
『地平天成(地平らかに天成る)』から、 【国の内外にも天地にも平和が達成される】の願いを込めているそうだ。
「平和」+「成功」=平成 も成り立つようだ。
昨年、平成天皇が即位20周年をお迎えになったが、平成に込めた願いが実現して欲しいと願う新年である。