最近いろいろな地域の会合に出る機会が多いが、日頃何となく使っている言葉遣いも会合など発言されると、「あれっ~チョット変じゃないの・・・」 と非常に違和感を感じてしまうことが度々である。
言葉遣いは、時代と共に変わると言われるが、あまりに日本語としての間違った使い方は正していかねばならないし、後世に伝えてはいけないと考える。
最近のネット社会や携帯電話のメール社会で、言葉遣いが大きく変わりつつあるのは止むを得ないし、年代層による若者言葉などは、ついていけないところが多いが、正誤が判らないまま使われているものが多いのではと感じている。
特に違和感のある言葉の一例を列挙すると、
「・・・・・・じゃないですか?」、
「この形で、よろしかったですか?」、
「・・・・・・・っぽいですね」
「・・・それで全然いいですよ~」、
「今日は、来てくれてありがとう」、
「また、いらっしゃってくださいね・・・」、
「私的には、・・・・」
「・・・っていうか」など、挙げれば切りがないが、やはり若者が使う言葉に慣れさせられているような印象が強い。
ただ、これらは決してビジネス社会では、殆ど使われていないと思っている。過って会社生活において新人などの敬語や尊敬語などの指導をした経験があるが、言葉遣いは、先輩や周囲の言葉を「習って 聞いて 覚えて」いくもので、自然と身に着いてくるものである。
一般社会では、正しい会話を聞き、覚える機会が少ないように思えるが・・・特に「丁寧語・尊敬語・謙譲語」の区別がつかない使い方が多いようだ。
テレビのゲストなども誤った使い方が目立っており、それが視聴者に普及していく例も多いようだ。昨今の被害地へ向けた報道の言葉にも、『勇気を与えよう・・』の言葉も、大変気になっており、被害者に失礼ではないかと疑問を感じている。
若者がよく使う言葉でも、やたら短縮した略語が多いがこれは仲間同士のご愛嬌として、先輩後輩の学年や歳の差を「一個 上・・」とか、何か意味の無い「・・・って言うか・・」など、違和感を超えて不快感すら覚えている。
若者言葉を使うのは、勿論若い人全てではないようで、学生や生徒間でもこれらの言葉に嫌悪感を感じており、「頭悪そう~」と避難している若者も少なくないそうだ。
言葉は、コミュニケイーションツールであり、人間関係やその場の雰囲気などにより使い方が異なるのは当然であり、むしろ言葉そのものよりも人間関係やその社会構造の要因が大きいのかも知れない。
美しい日本語を正しく使い伝えていくことが大切で、そこには美しく暖かい人間社会があって成り立つことなのだろう。