久しぶりに梅雨の晴れ間とは思えない快晴となり、迷いもなく早朝から海岸へと走りだしていた。
これまで何気なく眺めていた引地川沿いの田圃には、ようやく田植えが行われていたが、やはり湘南地方の田植えは我がふるさと地方と比べると遅いですね・・・田圃には水が引かれ蛙の合唱も聞こえる田園風景に変わっていた。
引地川河口へ着いて見ると、青い空のもと青い海に立つ白波が美しく梅雨明けかを思わせる程、湘南の夏の風景になっており、この日も鵠沼サーフビレッジから江の島片瀬海岸にかけては、サーファーで賑わっており、関東各地から訪れているそうだ。
日本のサーフィン発祥の地と言われるだけあって、この日も波の形が良かったようで、鵠沼から片瀬西浜海岸までは、びっしりとサーファーが海を埋め尽くすような混みようである。
河口の遊歩道では、今日も多くのランナーの姿が行き交うが、ビーチバレーを楽しむ人などで鵠沼ビーチは、大変なに際を見せているが、夏のような陽気に甲羅干しや筋トレーニングを行っている筋肉マンなど、現代版「太陽の季節」の光景もあり、湘南の季節である。
一方、辻堂側の鵠沼スケートパーク海岸に移動すると、先週に続いて全日本サーフィング大会 藤沢支部予選会が開催されており、100名を超すサーファーたちが色とりどりのサーフボードで技を競う光景は、圧巻でした。
しばらく競技を見ていたが、波の形状などの条件も異なる中でどのように優劣を決められるか判りませんが、各クラスごとに熱い波乗りの技が披露されていた。
さらに辻堂海岸ビーチを走ると、西海岸では地引網が行われており、丁度引き網に船が出るところでしたが、ビーチで引き網を待つ客などは、どんな漁が獲れるのかと、浮き浮きして待っていたが、豊漁だったのだろうか?
辻堂海岸の地引網は長い伝統があり多くの地引網ファンがいることでも有名であるが、地震以降には訪れる客も少なくなり、漁も充分ではなかったそうであるが、その地引網を楽しもうというファンも戻ってきているそうだある。
さらに海浜公園へと移動して、公園内のジョギングコースを周回していたが、松林の中のコースを走るのも実に快適で、この日は休日でもあり公園内の芝生広場や海の広場などには、多くのサークルが集っていた。
早朝からの夏のような陽光を受けてのジョギングだったが、ビーチや海浜公園の潮風を受けながらのジョグは暑さを忘れる程の快適ランのLSDであった。