【前日より続く】
鎌倉駅前のギャラリーで水彩画展示会で一休みしてから、久しぶりに「お金を洗って金持ちになる」という、鎌倉の名所『銭洗い弁天』へ向かうと、こちらにも千葉から来たという小学生グループが訪れていて境内へ通じる狭い隧道は、一方通行規制をかける程で賑わっていた。
洞窟内では、湧き水で銭を洗うために狭い洞窟内は、参拝客で一杯となっていて、待ち時間約5分。境内には多くの摂社や末社がありましたが、全て梯子して御参りして災害復興を祈願させてもらった。
「かねのなる道」を経て、佐助稲荷神社へと先を急ぐと約10分で着いたが、高台の上の神社までは朱塗りのトンネルが延々と続いており、幾つあるのかと数えはじめたが、あまりに多く諦めた。
参道や本殿周囲には、狐の置物が大小織り交ぜて飾られており、訪れた人が祈りを込めて置いているようですが、その表情が一つ一つ見ていると様々な表情で向かており実に面白かったが、これだけ狐さまが並ぶお稲荷様も珍しい。
佐助隧道を経て鎌倉駅に戻り、長谷寺へと向かう途中に伝統の御成小学校に立ち寄ってみたが、さすがに元御用邸だけにそのレトロな建物は老朽化が進んでいましたが、趣のあるスケッチスポットです。
裏道、小路を通り長谷寺に向かう筈でしたが、至る所で筋を間違えてその先は行き止まりとなっており、何度も折り返してようやく鎌倉文学館へ到着。しかし、雨やまず入館を諦めて引き返し、ようやく長谷寺へ・・・・
午後3時過ぎていたが、入場者がいまだ門前に並んでおり、境内は大変な人で賑わっており、今や鎌倉のアジサイ寺と言えば、「長谷寺」と言われる程です。
定番の洞窟内の王子像を巡ってみたが、暗闇の中でローソクの灯りに映る地蔵の笑顔は、何とも風情を感じていた。
本堂に入り「木造十一面観音立像(本尊)」にお参りしたが、高さ9Mの巨像で、木造の仏像としては、日本では有数のものだそうだ。
お参り後、アジサイ道へと取りつくと、待ち時間こそなかったが、多くの種類のアジサイが斜面一面に咲き誇り、写真撮影のため細い小路はのろのろと全く前に進まずの状況でした。
約20分もかかっただろうかようやくアジサイ道を過ぎて展望台へ着くと、材木座海岸や逗子方面が雨に霞んで梅雨の光景が展望されていた。
続いてのアジサイ寺である成就院へ着くと、こちらでも極楽寺駅からの参拝客が続いていて、由比ヶ浜を望む絶景ポイントのアジサイ道は、シャッターチャンスを待つも、人が切れずにアジサイ花ではなく、傘の花ばかりでした。
降り止まない雨の鎌倉でしたが、アジサイ三昧と歴史を学んだ一日散歩でした。