朝から小雨模様となっていたので、遠出ランを避けて引地川親水公園周辺のジョギングに出かけたが、梅雨入りした水辺の風景は、緑濃くなりすっかり夏の光景になっていた。
親水公園入口の湿地帯では、蒲の穂が一斉に芽を吹いており、ザリガニ釣りを楽しむ姿もみられ、初夏の風景がみられ、朝早かったが僅か30分位で数匹が釣れたそうで、今の時期が一番面白いのだそうだ。
ボードウオークには、散歩や体操を楽しんでおられる人々と行き交うが、思わず歌を口ずさんでランランラン~の雰囲気が醸し出されていた。
また、園内には盛りを過ぎたツツジに変わってアジサイが咲き始めていたが、約500Mに及ぶアジサイ小路に、姫アジサイや額アジサイが咲き乱れるのも、あと1週間後位だろうか?
大庭神社の階段を駆け上がって参拝して、湿性植物園に戻ると、池の鯉や定住しているノラ猫くんと戯れてから、引地川の水辺の風景を楽しみながらプロムナードを周回していたが、周辺の田圃には、殆ど田植えが終わっており、たっぷり水を引いたのどかな田園風景が美しい。
水辺には、あちこちでカモのカップルが羽を休めており、四季の移ろいを感じる光景が楽しめて気分よくステップを踏んでいた。
ソメイヨシノのトンネルだったのはつい先日だったような気もするが、今は見事な葉桜トンネルとなっており、緑濃くなった葉桜は瑞々しく吹きぬける風も清々しく気分は最高でした。
親水公園から離れて谷戸の道に入ると、タチアオイが群生しており初夏の花として見事な姿であるが、花言葉は「熱烈な恋」、「野心」だそうで、真っ直ぐに立つ姿は、堂々としておりスケッチしたい誘惑を感じるほどであった。
また、その先のガーデニングでは、先日まで白い可憐な花が風に揺れていたジューンベリー(アメリカザイフリボク)が、サクランボのような見事な紅色の実を付けており、一粒口にすると甘いジューシーな味をしていました。
春の風景から夏の風景へと、着実に移ろいで季節感を体いっぱいに感じてのぶらりと走ったが、暑い夏もすぐそこまで来ているようですが、暑さを忘れる風景を感じていた。