快晴に誘われて久しぶりに佃島から石川島など隅田川沿いを散策してきました。
月島から佃島近辺は、過っての勤務地があったところで、下町情緒や隅田川の水辺の風景を楽しめて大変興味ある街となっており、約3年ぶりの訪問でした。
月島駅から昔の名残が残る路地裏を抜けて、佃公園に着くと船溜まりの向こうには、過っての石川島重工業の跡地立つリバーシテイ21が聳え立ち、新旧入り混じった独特の風景が見られます。
これまでもスケッチに訪れていたが、今日も約10名のスケッチグループが筆を取っておられました
溜り場の脇に鎮座する「佃波除稲荷神社」に立ち寄ると、鳥居の脇に「さし石」と呼ばれる力石が3個置かれており、漁業に従事する人達が持ち上げて力を競い合ったそうで、石には力持ちの名が刻まれています。
スケッチをされている方としばしスケッチ談義をさせていただき、佃小橋を経て住吉神社へと向かったが、小橋の上からは漁船が係留されて心休まる入江の光景が見られました。
住吉神社に参拝して広くはない境内を巡ると、千木・鰹木が並ぶ本殿や鰹塚、水盤舎など貴重な文化財が保存されています。
中でも大鳥居の扁額は、珍しい陶製のもので明治15年の制作で筆者は皇族の有栖川宮幟仁親王だそうです。
神社を出て隅田川沿いを歩くと、つくだ煮の発祥の地である佃島には多くの老舗が並んでおり中でも「天安」は天保時代の創業だそうで、スケッチポイントとしても有名ですが、この日も看板である大暖簾が下がっており、数人のスケッチされている光景が見られました。
天安の前の広場には、過っての佃の渡しの記念碑「佃島渡船」が残されており、東京オリンピックの時に出来た佃大橋の完成により廃船となったようで、あの姿が懐かしい~
隅田川の遊歩道へ出ると、石川島灯台の四角二層のモニュメントが見られますが、過っての灯台は六角二層だったもので、現在はトイレとなっています。
隅田川テラスの遊歩道を歩き、石川島公園に着いて永代橋や相生橋を眺めながら一休みしていると、川面からの心地よい春の風が吹き寄せていて、過っての石川島重工業時代の工場の光景に懐かしく思いを馳せていた。
中央大橋から隅田川上流を眺めると、永代橋の先には東京スカイツリーが望める絶景が見られました。
中央大橋の上流側には、セーヌ川と友好河川を提携した記念碑の彫像「メッセンジャー」が置かれていますが、何故か?橋の欄干を背にしており表情が見えません・・・
さらに、隅田川を渡り明石町から築地へと足を延ばしてきました。
【・・・続く・・・】