小田原・北條五代祭の武者行列を観た機会に、久しぶりに小田原城天守閣や近辺の史跡などを散策してみました。
学橋を渡り城内へと向かうが、橋上は出る日と入る人で身動き取れない程で、渡るのに10分近くかかりようやく城内へ・・・・
二の丸広場では、小田原の名物市が行われており、うまいもの店に大行列をなして大混雑でした
城内で最も大きいと言われる常盤木門をくぐり本丸広場へと向かうが、
ずっしりと重みを感じます。
天守閣へ昇ると天守の中は資料館となっており、武具や資料が展示されており、残念ながら昔の面影は全く感じられませんでしたが、最上階の回廊からは五月晴れのもと360度の素晴らしい展望が見られました。
真鶴・伊豆半島の眺めが最高です
天守閣を後にして「御感の藤」へ行ってみると、残念ながら今年は既に散った後でしたが、例年では北條五代祭の時期に見頃になる筈でしたが・・・
樹齢200年の藤は、「かながわ名木100選」にも選ばれており、命名の由来も大正天皇が皇太子時代に「見事な藤」と言われたことによるそうです。
御感の藤棚の前の南曲輪掘には、大賀ハスが群生しており、見頃になるとどんな光景となるのでしょうか?期待が膨らみます・・・蓮の間を縫うように一羽の鷺が散策していました。
続いて城址公園の横にある「報徳二宮神社」に立ち寄って見ましたが、鬱蒼とした新緑の樹林に囲まれた社で、あの二宮尊徳翁を祀っており学業成就や五穀豊穣などの御利益があるそうで威厳を感じるものがあり参拝させてもらった。
境内には、尊徳翁像や二宮金次郎像が設置されていますが、この薪を背負って本を読む姿は、最近は殆ど目にする機会が少なくなっていると感じていた。
この少年象は、ブロンズ製で現存するのは、この一帯だけだそうで、大変貴重な像でした。
さらに、例大祭が行われていた小田原のパワースポット神社と言われる「松原神社」へ回ると、この日の神輿担ぎが終わった後でしたが、本祭の準備が進められていました。
境内には、「吉兆の大亀」が鎮座しており、由緒によると小田原海岸に現れたウミガメを神社に持参したら北條氏康が参拝して舞を奉納したそうです。
現在も撫で亀として市民の信仰を集めているというパワー・タートルとなっているようです・・・
小田原城は今もいろいろな史跡整備が行われているそうで、本丸の横では「御用前曲輪」の発掘調査が行われており、掘割などの遺跡が見られましたが、貴重な歴史を学ぶ機会となった歴史散歩でした。