先日、久しぶりにスケッチ仲間と近くにある藤沢グリーンハウス(旧藤澤カントリー倶楽部)のスケッチに出かけてきました。
グリーンハウスは、現存する日本最古のクラブハウスで、昨年創建80年を迎えた歴史的建造物として、スケッチ愛好者には絶好のスケッチポイントとなっています。
このクラブハウスは、現在は県立体育センターの食堂となっているが、横浜山手のエリスマン邸や聖路加病院のチャペルなどを手掛けたアントニア・レーモンド氏の設計で、地元藤沢でも貴重な文化財として保存活動が行われている歴史的資産となっているものです。
隣の県営陸上競技場での大会などで訪れて利用していたが、外壁や内部構造は痛みが激しく、そのレトロなイメージがスケッチのモチーフとしては堪らない魅力となっています。
午前中は、日の当たる東側を描いていたが、青緑色の屋根瓦や白い壁と車寄せの欧風な雰囲気とスタジイなどの緑の景観を描くのに一苦労しました。
周辺は、県立体育センターの緑豊かな運動公園風になっているため、近くの駅伝名門校の藤沢翔陵高校の選手がトレーニングして、すぐ横を約1時間周回走をしており、その姿を追いながら筆を走らせていた・・・
午後は、南側に移って木陰から描いていたが、螺旋階段やアーチギャラリーなど余り目にしない構造が実に面白い趣があり、ブックに描くには悪戦苦闘しながら描いていた・・・・
不満足ながら何とか描き上げて、初夏の日を受けての久しぶりのスケッチを満喫した一日となりました。
戻る途中に大庭城址公園に立ち寄ってみると、花の広場には色鮮やかなバラなどが咲いており、爽やかな風に香りを乗せていました。