環境に優しいエコサイクリングとして、スポーツに通勤に自転車ブームが続いているが、観光用にと、自転車をどこでも借りられ、どこにでも返却することができる共同利用の「サイクルシェアリング」の社会実験が各地でスタートしている。
横浜みなとみらい地区を中心に「横浜コミュニテイサイクル(Bay Bike)」が4月からスタートして3年間の実験だそうで、横浜市とNTT Docomoの共同参画で行われており、利用には携帯電話を利用して会員登録や予約管理などを行うようだ。
先日、横浜を訪れて確認してみたが、現在18箇所にサービスポートがあり、結構評判がいいようである。利用料金も会員費 1000円/月、利用料金は30分まで無料で超過料金は、30分200円だそうで、バスなどで移動するより大変便利ではないだろうか?
先日訪れた時には、弁天橋アイランドタワーや赤レンガパーク、山下公園などでポートを見つけていたが、横浜ベイエリアの観光には、適材適所に配置されているようだ。
ただ、横浜の観光スポットである山手西洋館エリアには1か所もないが、やはり坂の上であり道路事情などを考慮しているのだろう・・・MM 地区からサイクリングには丁度いい距離なのだが?
我が藤沢市でも昨秋から湘南工科大学とペタル社との共同運用が始まっているが、そのInterstreet システムやバイクの性能は非常に良さそうで、驚いた。
藤沢市内5カ所にサービスステーションがあり、中々の評判と聞いているが、管理者の場合は、藤沢ではジョギングかマイバイクで出かけることが多く利用した経験はないが、ママチャリよりは乗りやすいようだ。
バイク利用者にとって、一番の悩みは目的地に適所に駐輪場がないことと、性能のよいスポーツバイクは盗難に遭うことで、その点では、バイクシェアリングは、便利なシステムである。
一昨年、パリを訪れた時には、市内のあちこちに多くのサイクル・ステーションがあり、レンタサイクル(Velib)の利用者を見かけてさすがに自転車王国だと感心していたが、ようやく日本にも観光地などにお目見えしたようだ。
しかし、バイクファンの一人として見るとメンテナンスが今一充分でないように見られることと、サイズが利用者にマッチングさせて乗り心地よくするには、かなり乗り慣れないと無理なのではないだろうか?
横浜MM地区を散策していて乗っている姿をこれまで見ていないが、まだまだ自転車を快適に乗りこなすには、自転車専用道路の整備も充分ではなく、利用率はあまり良くないのだろうか?と気になっていた。
会員登録が必要なことも観光客には、なかなかハードルが高そうである。