鎌倉まつりで賑わう鎌倉を訪ねてパレードの前後に、日頃鎌倉を散策する中で見落としていた隠れ鎌倉をぶらりと歩いてみました。
世界文化遺産の登録を目指して 今鎌倉は文化遺産の数々が紹介されているが、目立たない遺産も非常に多く見られます。
パレードのスタート地点には、「浜の大鳥居跡」と記した石碑があり、昔は海岸線が内側にあったようで、現在の一の鳥居より約200mほど八幡宮よりに大鳥居があったのですね・・知らなかった~
また、鎌倉と言えば古刹の寺院が目立っていますが、若宮大路から一歩入ったところには、「鎌倉教会」という素晴らしいゴシック調のタワーが聳えており、設立後約100年を経ている名建築物だそうです。丁度、日曜のミサが始まっていました
パレードでは先頭を切って「世界遺産登録へ」をアピールしながら、外国人が鎧兜の武者姿で観衆に手を振って応えたいたが、歴史・文化的な視点から改めて武家の古都を見つめ直す機会となりました。
また、静の舞を演じる静御前が人力車に乗って当時の華やかな衣装を纏い通りかかると、実に艶やかな艶姿にうっとりさせられます。
一ノ鳥居の傍らには畠山重保の墓と記された石塔の宝篋印塔が建てられており、伝説の人だそうです。
パレードを見送ってから足を延ばして材木座海岸へ出てみましたが、この日は海からの浜風が強く目や口に砂が舞い込んでくるほどですぐに退散したが、ウインドサーフィングのメッカと言われる海岸には、多くのウインドサーフの姿が見られました。
材木座海岸から鎌倉では最も古い厄除け神社と言われる大町の八雲神社へ立ち寄ってみたところ、祇園山ハイキングコースから下山されたハイカーで境内は大混雑していました。
本殿の奥には、御嶽三峰社や稲荷社が鎮座しており、ご利益も大きいそうです。
さらにその先の妙本寺に立ち寄ってみましたが、創建90年と言われる総門やその背後には珍しい七角の塔頭である大円坊が見られました。
若宮大路へ戻り段葛を抜けて八幡宮へと向かったが、今年は見れなかった段葛サクラは葉桜と化して提灯が下がっていますが、夜のライトアップは幻想的な空間が出来ることでしょう
若宮大路から八幡宮の参道に入ると、パレードも終わり境内へ流れる人の波が続いており、砂埃が舞い上がるほどの大混雑となっていました。
舞殿での静の舞を見た後、舞殿の近くにある祖霊社にも立ち寄って参拝したが、舞殿周辺の喧騒が嘘のように森に囲まれた祖霊社は、英霊や祖先の霊が祀られた神社には、参拝者も少なく厳かな雰囲気が漂っていました。
世界遺産登録を目指す武家の街・鎌倉には、観光客が多く訪れる名所以外にも、価値ある遺産が多く再認識していたが、この歴史的文化遺産を後世に残して日本の歴史を学ぶ機会になって欲しいと願うところです。