ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

焼き芋

2006-02-08 17:05:02 | Weblog
貰っていたさつま芋を銀のホイルに包んで、石油ストーブにのせた。今日は非常に寒い。昨日から吹いている西からの強い風が未だおさまらない。天気予報だと朝鮮半島上空5000メートルに-30°以下の寒気団が進んで来て、雪が降るらしい。私どものところでは時折薄日がさしたり、雪が舞ったりの天気だ。山の地方では20センチも積もっているところもある。今年はスキー場も雪には困らなかったはずだ。風が止んでくれれば、少しは気分も和むのだが。窓や雨戸をがたがた鳴らす風の音は神経を突くようで嫌だ。曙の春がいい。本当に待ち遠しい。

昔はよく焚き火をして、芋を焼いた。藁の残り火などを掻き混ぜて、ほこほこの芋を探し出して口にほうばると、柔らかい、甘い、暖かな満足感が口から体一杯に溢れたものだ。食べるものが一杯ある今の子は、昔の子供が味わった喜びを体験することは出来ない。

喜びや充足感は満ち足りた世界よりもより厳しい世界にあるように思える。

子供の頃は食べるものも、着るものも、家もお粗末だったけれど、心に響くものが一杯あった。引きこもりや登校拒否などないなかった。家の手伝いで欠席する子は沢山いたけれど。
今年は戦後61年目になる。光陰矢のごとし、というけれど現代は・・何にたとえればいいのだろう。目にも見えないスピードで過ぎ去っていく。ああ。

ちょっぴり昔を味わってみた。