今ドイツがヨーロッパでリーダーになっている。
ギリシャの金融危機ではとても強硬だった。
ユーロ圏の帝王になっているからだろう。
それはドイツがユーロで経済的に弱い国々をがんじがらめに縛り上げ、周辺国の安い労働力を使って自国の企業を確り守ってドイツ一国が富を築いているからだ。
この本ではウクライナ紛争にしてもドイツの思惑がからんでいる、と書かれていた。
さらにドイツが力をつけてきて、西側陣営の盟主だったアメリカの意向を無視して独自路線を打ち出し始めて、対ロシアや対中国問題も複雑化して来ている。
昔のように戦争は起こらなくても今のドイツは“ユーロ爆弾”という途轍もなく大きな爆弾を持っているから難しい問題が出て来るのではないだろうか。
日本の田舎に住んでいると関係ないように思うけれどこのような本を読んでいると日本の田舎も世界とつながっているのを思い知らされる。