ヤマハの季刊誌“音遊人”(みゅーじん)冬号を読み終えた人が珈琲と音楽の面白い特集記事ありますよ、と珈琲好きの私にくれた。
ページを開くと押尾コータローさんの記事が出て来た。
押尾コータローてだれ、と・・思ったがギターを弾いてる写真でギタリストだとわかった。彼の経歴を見るとギターへのめり込んで行く様子が面白かった。
パラパラ全ページに目を走らせて音楽と珈琲の特集記事へ。珈琲研究家:星田宏司の文である。
珈琲の原産地はエチオピアでイエメンへ移植され、飲み始められたのが西暦900年頃で1600年頃まではイスラムの高僧の眠気覚ましで、所謂トルココーヒーだったらしい。1600年代のルネッサンス時代にアラビアのモカ港からイタリアへ渡り飲み始められた後フランスやヨーロッパへ広まった。
その珈琲をバッハ、ヘンデル、モーツアルト、ベートーベン、シューベルトなどの名作曲家が私と同じように愛飲していたのは不思議な感覚である。
バッハはビール業者に対抗して「コーヒーカンタータ」を作曲し、モーツアルトは死の直前に愛弟子のジュースマイヤーがブラックコーヒーを飲ませると「さっぱりした」といったとか、ベートーベンは毎回自分で60粒の豆を挽き、自分でいれたコーヒーを楽しんだらしい。
なんと愉快な話ではありませんか。敬遠していたクラシック音楽も意外と身近なものかもしれない、と密かに思った。
コーヒーをいれてバッハのコーヒーカンタータでも聴いてみようかな?