575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春色は透けてレタスの浅みどり   静荷

2012年05月02日 | Weblog
句会で最高点をとった句。
結宇さんは、「ごく自然な状景です。
それでも朝のさわやかさに通じる雰囲気を感じます」。
鳥野さんは「浅緑はぴったり春の色。
よい取り合わせ。付き過ぎかな」と。

「春色」「レタス」「浅みどり」は、
季語あるいは、季感に溢れた言葉。
目には青葉山ほととぎす初鰹、の句を思い出しました。

こういう手もあるんですね。
どうも季語に負けて句をつくっている私。
もっと大胆に季語を使いこなさないと。

                   遅足

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強東風や辛夷山法師高笑い    朱露

2012年05月02日 | Weblog
   多米越えの風雨は強東風(こわごち)。
   庭の辛夷(こぶし)山法師の若葉揺れ。
   ガラス戸を雨粒が叩く音は私の悲鳴だ。
   寝静まる若者どもを忌々しく見下ろす。

              


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