575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

京都(みやこ)より新茶なじみの隷書文字   結宇

2012年05月26日 | Weblog
隷書は、古く、篆書の次に現れた文字とか。
中国では、すでに使われることもなく、
21世紀の日本でも絶滅してしまったと思っていました。
ところが、日本銀行発行のお札の文字に使われてます、とのこと。
よくよく見れば「日本銀行券・千円」と隷書文字で。

隷書は漢の時代からとか。紙が普及する以前、竹簡や木簡に、
墨で文字を書いていましたが、その際に、書きやすい書体だとのこと。
今、三国志を見ていますが、曹操や劉備が手にしてるのが竹簡です。

この句、新茶を詠むのに「隷書」という文字に着目した
ところが面白いと思いました。
なお、京都とかいて「みやこ」と読ませるのには、
どんな意図があるのでしょう?ちょっと?でした。

                       遅足
コメント
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