575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

桜道満開の昼二人きり     朱露

2012年05月07日 | Weblog
      葉桜になってしまって花を思う。
      週日の昼夫婦で花見をした自慢。
      二人で一円も稼いでいないのだ。
      桜道という言葉は字引にはない。



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レタスはぎ雨のち晴のあした盛る     晴代

2012年05月07日 | Weblog
ゴールデン・ウィークが終りました。
我が家では、関東に行っている長男が、昨日帰って(?)いきました。
このお休みで、アルプスの遭難事故、関東平野の竜巻・・・
自然の恐ろしさを見せ付けられることがありました。
特に白馬岳の遭難は自然を甘く見ると、命を危険にさらすことを
改めて教えてくれました。

日常生活が戻ってきました。掲句ですが、その日常を詠んだ句。

レタスの持つ爽やかな色合いといったものを
雨にも晴れにも対比させて、いい雰囲気です、と結宇さん。

はっきりしない天候続き。レタスに願いをこめて。
レタスをもいでいくうちに、心の雨はやんで日が差してきます。
一日の始まり、と鳥野さん。

上手な句ですね。
心の憂さを剥ぐ。雨のち晴れ。
俳号の「晴」も読み込まれています。

                     遅足

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