自由題の自由なひとくちコメントです。
①かんかんと薬缶喜ぶ寒夜かな(遅足)
かんかん。やかん。かんや。「かん」という音が響きあって楽しい。
②伊勝社の門松簡素千年寿(ちとせほ)ぐ(佐保子)
名古屋市昭和区にある伊勝社。門松はなんと松ではなく樫の木。
簡素を古式としても良いかもと。
③按摩の笛地に這い響く寒夜かな(静荷)
按摩さんの笛をきいたことありますか?
作者は、幼い頃に聞きました。寒夜の地を這うように聞こえました。
④邪鬼悪鬼諾(ダク)という端(ハナ)年の明け(結宇)
初夢を詠んだ句。邪鬼悪鬼が作者の初夢に。
どんな夢だったのでしょう。
麗子さんの夢には高木守道さんが、亡くなる一週間前に出てきたとか。
⑤小走りの横断なんと嫁が君(亜子)
嫁が君は新年の季語。ねずみのことです。
本当にお嫁さんと思った人も。(私を含め)大笑い。初笑い。
⑥束ねられ枯菊淡く色のあり(晴代)
最後の最後まで、命を使いきる菊の生命力。しかも美しく。
かくありたいという作者の思いに共感する女性陣あまた。
⑦少年のしたり顔して年賀かな(狗子)
狙いはお年玉。おばあちゃんはお見通し。
⑧恋みくじ結び方問ふ野球帽(千香子)
作者の実体験からできた句。
少年から、「アイシヌク・・・てどういうこと?」ときかれたそうです。
愛?死ぬ? 愛しぬく、です。
⑨凍し月先客多し赤提灯(能登)
仕事の終わるのが遅かったかな。赤提灯は満員。
でも、いつの間にか座って・・・。月が笑っています。
⑩オリオンの赤き最期の瞬きか(麗子)
天文好きの狗子さん、麗子さんで話がはずみました。
640光年ってどのくらい離れてるの?
それでもバクハツとなると近いの?地球は大丈夫ですよね?
⑪なつかしき賞状照らす初明り(郁子)
変色したような賞状が実家にいつまでも飾られています。
ささやかなことでも親にとっては嬉しく誇らしい。
そんな親ごころに感謝です。
⑫初弘法善男善女てふ澱み(等)
善男善女が密集している様子を澱みと表現しました。
そこにどんな思いがあるのでしょうか。
⑬房総の 長き寒夜に 二度寝せし(紅)
冬でも暖かいといわれる房総半島。
去年は災害に見舞われてしまいました。
長い寒夜は二度寝してに、共感。
⑭虎落笛 息衝く調べ ニ短調(殿)
虎落笛<もがりぶえ> 冬の風が竹垣などに吹き、生じる笛のような音。
語源の由来。
1.戦いの防柵。
2.竹は表面が滑り虎が落ちてしまうので虎落。
3.虎が獲物を狙うときに漏れる息の音。
など諸説さまざま。この句は3で詠んでみました、と作者。
⑮小豆粥甘辛変えて食進む(すみ)
味付けを変えれば美味しく食べられます。母の知恵です。
⑯天を射る冬芽突き上ぐ枯れケヤキ(竹葉)
ケヤキの林が空に向かって突き上げるように立っています。
枝には冬芽が天を射るように。
見た目には枯れ木のようですが、命はじっと春を待っています。
⑰雲降りて冬の保津峡静かなり(幸泉)
冬の保津峡。厚い雲が降りてきます。静かです。
夏とは違った冬の観光地を発見した句です。
①かんかんと薬缶喜ぶ寒夜かな(遅足)
かんかん。やかん。かんや。「かん」という音が響きあって楽しい。
②伊勝社の門松簡素千年寿(ちとせほ)ぐ(佐保子)
名古屋市昭和区にある伊勝社。門松はなんと松ではなく樫の木。
簡素を古式としても良いかもと。
③按摩の笛地に這い響く寒夜かな(静荷)
按摩さんの笛をきいたことありますか?
作者は、幼い頃に聞きました。寒夜の地を這うように聞こえました。
④邪鬼悪鬼諾(ダク)という端(ハナ)年の明け(結宇)
初夢を詠んだ句。邪鬼悪鬼が作者の初夢に。
どんな夢だったのでしょう。
麗子さんの夢には高木守道さんが、亡くなる一週間前に出てきたとか。
⑤小走りの横断なんと嫁が君(亜子)
嫁が君は新年の季語。ねずみのことです。
本当にお嫁さんと思った人も。(私を含め)大笑い。初笑い。
⑥束ねられ枯菊淡く色のあり(晴代)
最後の最後まで、命を使いきる菊の生命力。しかも美しく。
かくありたいという作者の思いに共感する女性陣あまた。
⑦少年のしたり顔して年賀かな(狗子)
狙いはお年玉。おばあちゃんはお見通し。
⑧恋みくじ結び方問ふ野球帽(千香子)
作者の実体験からできた句。
少年から、「アイシヌク・・・てどういうこと?」ときかれたそうです。
愛?死ぬ? 愛しぬく、です。
⑨凍し月先客多し赤提灯(能登)
仕事の終わるのが遅かったかな。赤提灯は満員。
でも、いつの間にか座って・・・。月が笑っています。
⑩オリオンの赤き最期の瞬きか(麗子)
天文好きの狗子さん、麗子さんで話がはずみました。
640光年ってどのくらい離れてるの?
それでもバクハツとなると近いの?地球は大丈夫ですよね?
⑪なつかしき賞状照らす初明り(郁子)
変色したような賞状が実家にいつまでも飾られています。
ささやかなことでも親にとっては嬉しく誇らしい。
そんな親ごころに感謝です。
⑫初弘法善男善女てふ澱み(等)
善男善女が密集している様子を澱みと表現しました。
そこにどんな思いがあるのでしょうか。
⑬房総の 長き寒夜に 二度寝せし(紅)
冬でも暖かいといわれる房総半島。
去年は災害に見舞われてしまいました。
長い寒夜は二度寝してに、共感。
⑭虎落笛 息衝く調べ ニ短調(殿)
虎落笛<もがりぶえ> 冬の風が竹垣などに吹き、生じる笛のような音。
語源の由来。
1.戦いの防柵。
2.竹は表面が滑り虎が落ちてしまうので虎落。
3.虎が獲物を狙うときに漏れる息の音。
など諸説さまざま。この句は3で詠んでみました、と作者。
⑮小豆粥甘辛変えて食進む(すみ)
味付けを変えれば美味しく食べられます。母の知恵です。
⑯天を射る冬芽突き上ぐ枯れケヤキ(竹葉)
ケヤキの林が空に向かって突き上げるように立っています。
枝には冬芽が天を射るように。
見た目には枯れ木のようですが、命はじっと春を待っています。
⑰雲降りて冬の保津峡静かなり(幸泉)
冬の保津峡。厚い雲が降りてきます。静かです。
夏とは違った冬の観光地を発見した句です。