作者は托鉢の僧をご覧になったのでしょうね。春まだ浅く手足はかじかむ寒さでしょう。
穴の開いた足袋から僧の修行の厳しさを思う優しい目をお持ちだなと感じました。
竹葉さん:春の到来を托鉢僧の穴だらけの足袋から感じるとは実感なのでしょうね。きっと穴もあれば汚れも、それを履いてる草鞋も擦り切れたりして。。一度出会いたいものです。
容子さん:穴があいていても寒くありませんね。この前、伊勢神宮のおはらい町で見かけました。
童子さん:穴だらけの足袋からの春来る。なんだかうきうき楽しくなる句です。冬の托鉢は大変だったでしょう。
伊勢参り親子三代砂利を踏む 須美
砂利の音が聞こえてきそうですとは千香子さん。佐保子さんもとられました。
ひょっとしてお着物だったでしょうか。お宮参りの図が浮かんできました。しあわせの音ですね。
還暦の骨折に如月笑う 童子
山が笑うは春の季語ですが如月が笑うとは!
亜子さん:骨折とは大変です。俳句にしたことで少しは救われるかも。この句は破調だがしっかりと17音になっている。お見舞いの気持ちを込めて。
還暦 骨折 如月と続くK音がカクカクとした硬質なイメージを持ち、それだけにポキリと痛そう。
(作者の言) 骨折しました。2月が笑う訳がありませんが、それくらい自分に呆れています。
笑いごとではありませんね。どうぞお大事になさってください。 郁子