575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

風光る園児の笑う乳母車  須美

2025年02月27日 | Weblog

長かった今年の冬もようやく終わったようです。週末は気温も上昇しますね。

作者の須美さん。「春の明るい日差しの中、園児が乳母車に乗ってお出掛けしていました。寒い時より笑顔が多く感じました。」とのことでした。幸せな春の訪れですね。

能登さん:大き目の乳母車に、大勢の園児を乗せている、微笑ましい風景を連想しました。

童子さん:園児の笑顔も輝いて見えてきます。「笑う」が、今回3句あり。

自身以外の2句頂きました。

            ★★★

童子さんがおっしゃる通り今回「笑う」が3句ありました。春は笑顔になる季節ですね。誰かの笑顔に触れるとこちらも自然と笑顔になります。「山笑う」という季語もあります。

      風光るジャングルジムと子らの声  麗子

私は公園で遊ぶ子供の声に春を感じました。我が家は公園の隣なので春になると子供の声が聞こえて来ます。風光るという季語にジャングルジムも光って見えました。

竹葉さん:風光るのは実際に光る物だけではなく、春の明るさを感じられれば良いのでしょうから、ジャングルジム「と」を「の」にしても良いのではないかとも思います。

晴代さん:子供の声が風に乗って楽しげです。

千香子さん:⑨と同じような情景で迷うところです、こちらを選んだのは元気の良さが気に入りました。

      ★★★

竹葉さんのおっしゃるように「ジャングルジムの子らの声」としてもよかったと思いました。最初は「ジャングルジムに子らの声」としていました。助詞一字も大切にしなければなりませんね。 

今日も笑顔あふれる一日になりますように。           麗子

 

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